シャドウズ・オブ・ザ・パスト
『シャドウズ・オブ・ザ・パスト』(Shadows of the Past)は、フィンランドのヘヴィメタル・バンド、センテンストが1991年に発表した初のスタジオ・アルバム。 解説後の作品とは異なり、ギタリストのミーカ・テンクラがボーカルも兼任した。音楽的には純然たるデスメタルであり、Antti J. Ravelinはオールミュージックにおいて5点満点中1.5点を付け「センテンストのメンバーは、このデビュー・アルバムを録音した頃はまだ若く、輝かしい作品を作れなかったことも理解できる」「あくまでファン向け」と評している[2]。また、1997年に日本盤が発売された当時の『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「今ではメロディを強調する彼らだが、この時代はがなるだけのヴォーカル、通称デス声が全面に出過ぎで、正直、耳障りだ。本作を聴くと彼らがいかに成長したかが分かる」と評されている[3]。なお、メンバーのサミ・ロパッカは、『クリムゾン』(2000年)リリース当時のインタビューにおいて「俺達の過去であり、後悔はしていない。でも、俺はもう『シャドウズ・オブ・ザ・パスト』を聴き返していない。俺に言わせれば、それほど面白くないよ」と語っている[4]。 1995年にセンチュリー・メディア・レコードから発売された再発CDには、1992年3月録音のデモ「Journey to Pohjola」からの3曲がボーナス・トラックとして追加された[1]。また、2001年にセンチュリー・メディア・レコード10周年企画として発売された、次作『ノース・フロム・ヒアー』(1993年)と抱き合わせの2枚組CD『North from Here / Shadows of the Past』には、ディスク2に本作からの9曲および「Journey to Pohjola」からの3曲が収録された[5]。 収録曲
1995年再発CDボーナス・トラック
参加ミュージシャン脚注
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