ザ・コールド・ホワイト・ライト
『ザ・コールド・ホワイト・ライト』(The Cold White Light)は、フィンランドのヘヴィメタル・バンド、センテンストが2002年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。 背景前作『クリムゾン』(2000年)リリースに伴うツアーの終了後、バンドは休養期間を経て本作の制作に入った[4]。ヴィレ・レイヒアラは、本作リリース当時のインタビューにおいて「この休養は俺達にとって良い結果をもたらしてくれたよ、新鮮なアプローチのソングライティングができたし、以前よりも自然な曲を生み出せたからね」「『クリムゾン』に関して言えば、俺としては良質できちんとした曲も幾つかあったと思うけど、『作らされた』感じのアルバムでもあった気がする」と語っている[4]。 アートワークは、バンドのドラマーであるヴェサ・ランタが手掛けた[1]。 反響・評価本作からの先行シングル「ノー・ワン・ゼア」はフィンランドのシングル・チャートで2週連続2位となり、合計4週トップ20入りした[5]。そして、本作は同国のアルバム・チャートにおいて2週連続で1位を獲得し、『クリムゾン』に続く自身2作目の1位獲得アルバムとなった[2]。 ウィリアム・ヨークはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「センテンストはデス/ブラック・メタル・バンドとして始まったとはいえ、『ザ・コールド・ホワイト・ライト』は新種のポップ・メタルに分類されるべき音楽性だが、それはウォレントやボン・ジョヴィのようなサウンドという意味ではなく、楽曲がヴァース、コーラス、ヴァースで構成され、ボーカルのメロディが強調されているという意味である」「『DOWN』や『AMOK』への回帰を望むファンを喜ばせる作品ではないかもしれないが、ロックンロール的な感触を伴った陰鬱でメロディックなメタルを楽しめる人々(そしてポップな側面を毛嫌いしない人々)にとっては、効き目があることだろう」と評している[6]。 収録曲特記なき楽曲は作詞:サミ・ロパッカ、作曲:ミーカ・テンクラ&センテンスト。
参加ミュージシャンアディショナル・ミュージシャン 脚注
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