サン=ルナン
サン=ルナン (Saint-Renan、ブルトン語:Lokournan)は、フランス、ブルターニュ地域圏、フィニステール県のコミューン。ブレストの北西約15kmの位置にある。 歴史サン=ルナンとは、アイルランド島生まれの隠者である聖ロナンに由来する。彼は5世紀に伝道のためブルターニュにやってきた。サン=ルナンの町は中世に発展を遂げたが、ブレストの町はそれよりも小さかった。 1276年、ブルターニュ公ジャン1世はサン=ルナンに、サン=ルナンとブレストのbarre ducaleという名称の裁判所を設置した[1]。 フランスによるブルターニュ併合後、サン=ルナンは代官区の中心地となった。代官(fr)は民政と軍事の両方を司り、周囲37の教区を治めた。 1681年、ルイ14世はブレストに裁判所を移転させた。これがサン=ルナンの経済的没落を招いた。 20世紀初頭、フィーユ・ド・クロワ修道会(fr)がサン=ルナンに少女のための学校を開いた[2]。 1960年代、イルデュ川沿いの湿地で鉱石の大鉱床が発見されたおかげで、サン=ルナンはヨーロッパにおけるスズの一大中心地となった。スズ採掘のため掘られた穴は、その後川の水で満たされ、上流から下流に向かって6つの湖となっている。 人口統計
参照元:1999年までEHESS[3]、2000年以降INSEE[4][5] 出身者
脚注
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