サンドロ・アジナリ
サンドロ・アジナリ(Sandro Asinari, 1969年 - )は、現代クレモナのヴァイオリン製作者。赤く燃えるようなクレモナオレンジのニス、完成された美しさと伸びやかな音色は、世界中のプレーヤーに賞賛されている大人気の製作家。曲線の美しさには目を見張るものがあり、アジナーリ特有の美しい雰囲気を漂わせたヴァイオリンです。 略歴1969年にクレモナのCasalmaggioreに生まれる。手で作る仕事にあこがれ、14歳でクレモナのヴァイオリン製作学校Scuola Internazionale di Liuteria di Cremona (I.P.I.A.L.L.)に入学、マッシモ・ネグローニ(Massimo Negroni)、ヴァンナ・ザンベッリ(Wanna Zambelli)各氏に師事。1987年にヴァイオリン製作学校を卒業。そのすぐ後に、マエストロ ジョ・バッタ・モラッシ(Gio Batta Morassi)が指導するC.E.E.学校に入学し、より高い技術を習得し、1991年にクレモナに工房を開く。
その他、数多くの国内・国際コンクールに参加する。Mittenvwald(ドイツ)、Parigi(フランス)、Nacod(チェコ)の他、Mosca(ロシア)、Bagnacavallo(イタリア)、Dolny Kubin(スロバキア)ではファイナリストに残る。 クレモナ国際ヴァイオリン製作学校で講師としてネック専門コースを受けもつ。現在、Consorzio Liutai e Archettai Antonio Stradivari di Cremona とALIのメンバーであり ALIでは書記を務める。 クレモナ黄金期の巨匠たちからの伝統を受け継ぎ、そして創造性や個性をも重視した楽器作りをしている。彼の楽器の音は、全世界の(特に日本、アメリカ、台湾)オーケストラや音楽院の教授・学生から、イタリア製の中でも高い評価を得ている。 |
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