サンデーブレイク (Sunday Break) [1][3]は、日本生産の、アメリカ合衆国の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2002年のピーターパンステークス。
経歴
- 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[2]
1999年、北海道新冠町のノースヒルズマネジメントで生産されて1歳時にアメリカに送られ、そのままカリフォルニア州のニール・ドライスデール厩舎に入る[3]。
2001年11月25日、ハリウッドパーク競馬場でのメイドン競走でデビューし、3着。サンタアニタ競馬場に移っての2戦目も3着に入り、3戦目で初勝利を挙げる。続く2戦はアローワンス競走を使われて2戦とも勝ち、G1競走初出走となったウッドメモリアルステークスは優勝のブッダ、2着メダグリアドーロに続く3着に入る[4]。ウッドメモリアルステークスののち、ケンタッキーダービーとプリークネスステークスには見向きもせずベルモントステークスを見据えてピーターパンステークスに出走するが、これはかつてドライステール厩舎にいたエーピーインディと同じローテーションであった[5]。中団からレースを進めて上位に進出し、最後は2着パズルメントを1馬身差押さえて優勝[6]。日本産馬によるアメリカの重賞競走勝利は、グレード制導入後では初めてのことであった[7]。迎えたベルモントステークスではサラヴァ、メダグリアドーロに続く3着となった[8][9][10]。この後約半年の休養を経て年末のマリブステークスに出走も11頭中の最下位に終わり、4歳となった2003年も4戦して勝てずじまいに終わって、8月に現役を引退した[9]。
競走成績
以下の内容は、EQIBASE[2]の情報および記載法に基づく。
出走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離 |
頭数 |
枠番 (PP) |
馬番 (Pgm) |
着順 |
騎手 |
斤量(lb./kg換算) |
タイム |
着差 |
勝ち馬/(2着)馬
|
2001.11.25
|
ハリウッドパーク
|
メイドン
|
|
ダ6.5f
|
06
|
02
|
04
|
02着
|
G. スティーヴンス
|
119/54
|
|
(アタマ)
|
Taillevent
|
0000.12.26
|
サンタアニタ
|
メイドン
|
|
ダ6f
|
12
|
01
|
02
|
03着
|
G. スティーヴンス
|
120/54.5
|
|
(3馬身)
|
Chaos N Confusion
|
2002.01.21
|
サンタアニタ
|
メイドン
|
|
ダ7f
|
10
|
03
|
04
|
01着
|
G. スティーヴンス
|
120/54.5
|
1:23.17
|
4馬身1/2
|
(Relentless Seller)
|
0000.02.22
|
サンタアニタ
|
アローワンス
|
|
ダ8.5f
|
05
|
01
|
01
|
01着
|
G. スティーヴンス
|
118/53.5
|
1:43.00
|
2馬身
|
(Raven Power)
|
0000.03.27
|
アケダクト
|
アローワンス
|
|
ダ9f
|
05
|
02
|
03
|
01着
|
G. スティーヴンス
|
122/55.5
|
1:51.48
|
1馬身
|
(Tomahawk Lake)
|
0000.04.13
|
アケダクト
|
ウッドメモリアルS
|
G1
|
ダ9f
|
08
|
03
|
03
|
03着
|
G. スティーヴンス
|
123/55.5
|
|
(1/2馬身)
|
Buddha
|
0000.05.25
|
ベルモントパーク
|
ピーターパンS
|
G2
|
ダ9f
|
07
|
02
|
02
|
01着
|
G. スティーヴンス
|
121/55
|
1:48.10
|
1馬身
|
(Puzzlement)
|
0000.06.08
|
ベルモントパーク
|
ベルモントS
|
G1
|
ダ12f
|
11
|
05
|
05
|
03着
|
G. スティーヴンス
|
126/57
|
|
(10馬身)
|
Sarava
|
0000.12.26
|
サンタアニタ
|
マリブS
|
G1
|
ダ7f
|
11
|
02
|
03
|
11着
|
K. デザーモ
|
119/54
|
|
(13馬身1/2)
|
Debonair Joe
|
2003.03.02
|
フェアグラウンズ
|
ニューオーリンズH
|
G1
|
ダ9f
|
11
|
09
|
09
|
03着
|
E. プラード
|
115/52
|
|
(17馬身1/2)
|
Mineshaft
|
0000.04.06
|
サンタアニタ
|
アルカディアH
|
G2
|
芝9f
|
09
|
07
|
07
|
03着
|
C. ナカタニ
|
117/53
|
|
(クビ)
|
Century City
|
0000.05.10
|
ハリウッドパーク
|
マーヴィンルロイH
|
G2
|
ダ8.5f
|
08
|
08
|
08
|
04着
|
G. スティーヴンス
|
117/53
|
|
(7馬身)
|
Total Impact
|
0000.07.04
|
ハリウッドパーク
|
アメリカンH
|
G2
|
芝9f
|
05
|
04
|
06
|
04着
|
C. ナカタニ
|
117/53
|
|
(3馬身3/4)
|
Candy Ride
|
引退後
翌2004年からケンタッキー州のゲインズウェイファームで種牡馬となり、2007年からはウォルマックファームに、2009年にはアメリカを離れフランスのグランカン牧場、2011年からは同じフランスのラ・エ・ヌーヴ牧場、2015年からは同国のリオン牧場で種牡馬として供用され、さらにバルボティエール牧場に移動したが、移動して間もない2017年3月12日に内臓疾患のために死去した[3]。なお、2015年は103頭に種付けを行ったが、死去の前年2016年は怪我のためほとんど種付けをしていなかった[3]。
おもな産駒
- 2005年生
- 2010年生
- Frankyfourfingers / フランキーフォーフィンガーズ - 2015年マクトゥームチャレンジラウンド2(首G2)[3]
血統表
脚注
外部リンク