サンショウ属
サンショウ属(山椒属、さんしょうぞく、学名: Zanthoxylum)は、ミカン科の属の一つである。 中国では花椒属と呼ぶ。 学名の由来属名はギリシア語の「黄色い (Xantho- ) 木 (xylum) 」 の意味で、ギリシア語で黄色の zanthos と材の xylon [1]、つまり木質部(内皮)が黄色みを帯びていることによる[2][3]。 主な種
性状世界の熱帯・亜熱帯および温帯地方に広く分布しており、250種あまりが知られている[2][3]。落葉または常緑の低木または高木で、樹高は2 - 8メートルくらいのものが多い。幹は直立する。葉は互生し、羽状複葉で、潰すと香り(時に不快臭)があるものが多く、辛みと舌を痺れさせるような刺激性がある。全体に棘を持つものが多い。花は小さく、萼片および花弁は4または5で、花弁を欠くものもある。 利用サンショウは日本で、カホクサンショウは中国、特に四川省で料理にスパイスとして用いられる。またヨーロッパでは一部の種が、リウマチおよび歯痛の特効薬として用いられていた。
脚注
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