サウンド・セオリーズVol.1 & 2
『サウンド・セオリーズVol.1 & 2』(Sound Theories Vol. I & II)は、スティーヴ・ヴァイが2007年に発表したライブ・アルバム。 背景ディスク1にはオランダのメトロポール・オーケストラと共演した公演のライブ音源が収録され、ディスク2はメトロポール・オーケストラがヴァイの曲を演奏した内容で、ディスク1と異なりヴァイ自身はギターを弾いていない[1]。CDのクレジットには、収録曲の具体的な録音年月日や公演地は記載されておらず、ヴァイによれば、大半の曲は2004年5月の3回の公演と2005年7月の2回の公演からの抜粋だが、スタジオ録音やサウンド・チェック時の録音も数曲ずつ含まれているという[6]。なお、ヴァイの公式サイトによれば、2004年には5月22日にフローニンゲン、23日と24日にアムステルダムで公演を行い、2005年7月1日と2日にはいずれもフローニンゲンで公演を行った[7]。 本作のリリース後には、2005年7月2日のフローニンゲン公演の模様を収録した映像作品『ビジュアル・サウンド・セオリーズ』も発売された[8]。 反響・評価母国アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200入りは果たせなかったが、『ビルボード』のインディペンデント・アルバム・チャートでは45位に達した[9]。一方、イタリアやオランダのアルバム・チャートではトップ100入りを果たした[3]。 第50回グラミー賞では、収録曲「アティテュード・ソング」が最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[10]。William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け、全体像に関して「ヴァイはフランク・ザッパと同様、作曲および演奏の限界を押し上げることに没頭し、それに加えてライブ録音に膨大な編集を加えることで、さらに先進的な音楽を披露している」、ディスク2に関して「お蔵入りとなった冒険映画のサウンドトラックを思わせる、極めてドラマティックな音像」と評している[1]。 収録曲特記なき楽曲はスティーヴ・ヴァイ作。 ディスク1『The Aching Hunger』
ディスク2『Shadows & Sparks』
参加ミュージシャン
脚注
外部リンク
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