ゴールデンアックス デスアダーの復讐
『ゴールデンアックス デスアダーの復讐』(Golden Axe: The Revenge of Death Adder) は、セガ・エンタープライゼス(後のセガ)が開発したベルトスクロールアクションゲーム。日本では、1992年7月よりアーケードゲームとして稼働を開始。アーケード版のシステム基板は、「セガ・システム32」を使用している。 1989年に稼働を開始したアーケードゲーム『ゴールデンアックス』の続編[1]にあたり、後述する様々な点がパワーアップされている。 概要『ゴールデンアックス』シリーズとしては初めて、32ビットに対応した基板(システム32)を使って制作された。 プレイヤーキャラクターは前作とは一新されており、スタンブレード、ドーラ、ゴア、リトル・トリックスの4人となっている。しかし、前作に登場していた「ギリウス」のみゴアに背負われる形で登場している。 これらのキャラクターは本来、最大で4人同時に操作可能な仕様になっているのだが、そのためには4人プレイ可能な専用のコントロールパネルを搭載した筐体を購入しなくてはいけない。一般的な筐体への基板搭載自体は可能だが、サイズ的な事情もあり2人同時プレイ版で稼働させている店舗が多かった。 ただ実用を度外視してコントローラーとボタンだけを4プレイヤー分を基板と接続すれば、基板の設定を切り替えるだけで4人プレイがONになるので、後に基板およびROMだけが中古で流通するようになってからは、別作品の4人同時プレイ用筐体に搭載して稼働させたり、コントロールパネルを改造して無理やり4人プレイを可能にする事例もあった。 移植作品
本作は長らく家庭用ゲーム機やパソコンなどにおいて一切移植されず、アーケード版しか存在しない状態が続いていたが、2020年12月セガグループの1社であるセガトイズがリリースしたアストロシティミニにおいて、初めて家庭用ゲームソフトとして移植された。「アストロシティミニ」は往年のセガ製汎用アーケードゲーム用筐体「アストロシティ」を外観のモチーフとし、1980年代から1990年代中期のアーケードゲーム36作品(+おまけ1作品)がプリインストールされた「復刻系ゲーム機」である。基本的にオリジナルを(ほぼ)そのまま収録しているが、本体の機能として「どこでもセーブ」(ステートセーブ)などプレイに便利な機能が幾つか使える。 ゲーム内容基本システムは前作と同様であり、画面内に登場する敵キャラクターを全滅させる事で先に進めるようになっている。 プレイヤーキャラクターの攻撃方法も連続技やパイルドライバー、回転攻撃など多彩になっており、魔法使用時のグラフィックなど演出面も向上している。 また、ステージによってはルート分岐があり、プレイヤーが選択することで異なるステージをプレイできる。 ストーリー剣と魔法で邪悪なモンスターと闘ったマジカルファンタジー「ゴールデンアックス」。その物語が伝説になった時代に、またもや不気味なモンスターたちが地上を支配しようとしていた。スタンブレード、ドーラ、ゴア、リトル・トリックスの4人の戦士は、人々たちを苦境の中から救うために、新たなるヒーローとして闘いの世界に挑もうとしていた。彼らの活躍で、再び世界は平和を取り戻せるか[3]。 キャラクタープレイヤーキャラクター
評価
ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第7回ゲーメスト大賞」(1993年度)において、ベストアクション賞で9位、ベスト演出賞で10位、年間ヒットゲームで21位を獲得した[4]。 脚注
外部リンク
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