コフィ・コーバーン(Kofi Cockburn, 1999年9月1日 - )は、ジャマイカのキングストン出身のプロバスケットボール選手。KBLのソウル三星サンダースに所属している。ポジションはセンター。姓のCockburnはコックバーンではなくコーバーンと発音する[1]。
経歴
生い立ち
ジャマイカで生まれ育ち、2014年にアメリカ合衆国へ移住。以降はニューヨーク州クイーンズ区に定住した[2]。幼い頃からバスケを始めており、他にもサッカー、クリケット、陸上競技などを行っていた[2]。
ハイスクール
高校時代は2018年、2019年に2年連続でナイキ・フープサミットに選出された。また、オークヒル・アカデミー(英語版)ではコール・アンソニー、キャメロン・トーマスとチームメイトだった[3]。
リクルート
主要サイトから4つ星評価され、26の大学からオファーを受けたが、その中から候補を12に絞り、最終的にイリノイ大学へ進学した[4]。
カレッジ
1年目の2019-20シーズンは平均13.3得点・8.8リバウンドの成績を記録し、ビッグ・テン・カンファレンスの新人王を受賞した[5]。シーズン終了後に2020年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明したが、後に撤回し大学に残った[6]。
2年目の2020-21シーズンは平均17.5得点・9.5リバウンドの成績を記録し、オールアメリカンセカンドチームに選出された。シーズン終了後に2021年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明したが、前年と同様撤回。また、転校することを検討していたが、最終的には残留した[7]。
3年目の2020-21シーズンは開幕前にチームのアパレルや記念品を無断で販売していたことが発覚し、3試合の出場停止処分を受けた。処分解除後、2021年11月26日のテキサス大学リオグランデバレー校戦でキャリアハイとなる38得点を記録した[8]。このシーズンは平均20.9得点・10.6リバウンドの成績を記録し、オールアメリカンファーストチームに選出された[9]。シーズン終了後に代理人と契約して2022年のNBAドラフトへアーリーエントリーしたが、指名はなかった[10]。
新潟アルビレックスBB
ドラフト後にユタ・ジャズの一員としてサマーリーグに参加したが、正式契約を結ぶには至らなかった[11]。
その後、2022年10月21日にB.LEAGUEの新潟アルビレックスBBとの契約に基本合意したことが発表され[12]、11月16日に正式契約が発表された[13]。
個人成績
B.LEAGUE
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2022–23
|
新潟
|
49 |
43 |
32.2 |
.570 |
.000 |
.607 |
12.3 |
1.9 |
.7 |
.8 |
19.0
|
通算
|
49 |
43 |
32.2 |
.570 |
.000 |
.607 |
12.3 |
1.9 |
.7 |
.8 |
19.0
|
カレッジ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2019–20
|
イリノイ
|
31 |
31 |
27.4 |
.532 |
.000 |
.677 |
8.8 |
.6 |
.5 |
1.4 |
13.3
|
2020–21
|
31 |
31 |
27.0 |
.654 |
--- |
.553 |
9.5 |
.2 |
.3 |
1.3 |
17.7
|
2021–22
|
28 |
28 |
30.7 |
.593 |
--- |
.655 |
10.6 |
.8 |
.8 |
1.0 |
20.9
|
通算
|
90 |
90 |
28.3 |
.596 |
.000 |
.623 |
9.6 |
.5 |
.6 |
1.2 |
17.2
|
脚注
- ^ mdaniels@news-gazette.com, Matt Daniels. “Future Illini on sizable expectations: Bring it on” (英語). The News-Gazette. 2022年4月28日閲覧。
- ^ a b “From Kingston, Jamaica to Oak Hill: KOFI COCKBURN Keeps Climbing 📈” (英語). SLAM (2018年7月31日). 2022年4月28日閲覧。
- ^ “New York City stars Cole Anthony, Kofi Cockburn transfer to Oak Hill Academy - MaxPreps”. www.maxpreps.com. 2022年4月28日閲覧。
- ^ srichey@news-gazette.com, Scott Richey. “Five-star center Cockburn commits to Illinois” (英語). The News-Gazette. 2022年4月28日閲覧。
- ^ “Illinois Center Kofi Cockburn Named Big Ten Freshman Of The Year | Sports Illustrated Illinois Fighting Illini News, Analysis and More”. www.si.com. 2022年4月28日閲覧。
- ^ “Cockburn returning to Illinois for sophomore year” (英語). ESPN.com (2020年8月1日). 2022年4月28日閲覧。
- ^ “Cockburn staying with Illini after entering portal” (英語). ESPN.com (2021年7月16日). 2022年4月28日閲覧。
- ^ “UT Rio Grande Valley vs. Illinois - Game Recap - November 26, 2021 - ESPN” (英語). ESPN.com. 2022年4月28日閲覧。
- ^ “2021-22 Big Ten Men’s Basketball Postseason Honors Announced” (英語). bigten.org. 2022年4月28日閲覧。
- ^ “Kofi Cockburn declares for 2022 NBA Draft: Illinois star big man forgoing remaining eligibility to enter pros” (英語). CBSSports.com. 2022年4月28日閲覧。
- ^ “Utah Jazz sign Kofi Cockburn to a deal” (英語). www.slcdunk.com. 2022年10月21日閲覧。
- ^ “コフィ・コーバーン選手 (Kofi Cockburn) 契約基本合意のお知らせ”. 新潟アルビレックスBB. 2022年10月21日閲覧。
- ^ “コフィ・コーバーン選手 (Kofi Cockburn) 契約締結のお知らせ”. 新潟アルビレックスBB. 2022年11月16日閲覧。
外部リンク