コトラコトラは旧同和鉱業片上鉄道線吉ヶ原駅(廃駅)に「駅長猫」として勤めていた猫である。保存鉄道団体「片上鉄道保存会」会員の飼い猫で、同会が旧片上鉄道車両の動態保存活動を行う日に駅長帽やヘルメットをかぶり吉ヶ原駅に出勤する。2015年5月6日をもって「駅長」職を後任の「ホトフ(猫)」に引き継ぎ、以後の役職は「嘱託駅員」となっている。 2017年11月13日に死去していたことが明かされた[1]。 廃駅であるとはいえ、和歌山電鐵貴志川線貴志駅の駅長に任命されたたまよりも任命が早く、日本初の駅長を勤めた猫でもあった。 駅長就任の経緯2002年春ごろ、吉ヶ原駅周辺で産まれた野良猫5匹のうちの1匹。これをもらい受けた片上鉄道保存会の会員が旧片上鉄道車両の展示運転中、吉ヶ原駅で手作りの帽子をかぶせて「駅長が仕事の猫」としたもの。名前の由来は柵原鉱山から産出される硫化鉄鉱石運搬用主力貨車「トラ」と毛並みがサバトラであったことから。 飼い主が2005年4月12日にコトラのブログを開設するにあたり、当時「猫の駅長」「駅猫」という言葉は検索で見つかったためそこにはない名前をと『駅長猫コトラの独り言』と名付けたのが「駅長猫」と呼ばれるようになった始まりである。 就任以降吉ヶ原駅における展示運転日には車両到着時に触車防止として来園者の注意を車両からそらすのが役目のため、 CM撮影時に白く塗られたホームのベンチにいる。
出版物での紹介
脚注注釈出典
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