ココナッツ (映画)
『ココナッツ』(The Cocoanuts)は、パラマウント・ピクチャーズ制作、1929年に公開された映画。この作品はマルクス兄弟初の長編主演映画でもある。この作品に出たミュージカル・コメディのスターはマルクス兄弟だけでなく、オスカー・ショウ、マーガレット・デュモン、メアリー・イートンも入る。ウォルター・ウェンジャー制作・ロバート・フローリー とジョセフ・サントリー監督のこの映画は、モリー・リスキンドがジョージ・S・カウフマンのブロードウェイ・ミュージカルを映画にしたものだった。舞台作品の映画化の初期の例として、この作品は不完全なトーキー制作方法がしばしば評される。アーヴィング・バーリン は"When My Dreams Come True"(歌唱:オスカー・ショウとメアリー・イートン)を含む5曲を作曲した。 キャスト
挿入歌
この映画は、アーヴィング・バーリンの作品の中でも、代表曲が一つもなかった作品である。バーリンは舞台版のために "Always"という楽曲を作ったが、ジョージ・S・カウフマンがヒットしないと考え、バーリンにカットするように頼んだ。実際カウフマン(またはグルーチョ)は"No one will believe a lyric like 'I'll be loving you, always.' How about changing it to, 'I'll be loving you Thursday'?"と話した。(なお、"Always"は1942年の映画打撃王で少し使われた。)映画化する際にカットされた舞台版の楽曲はあり、そのなかでも"Lucky Boy"は、舞台版ではボブとポリーとの婚約をコーラスが祝う歌である。また、ボブとポリーがデュエットするラブソング"A Little Bungalow"は、"When My Dreams Come True"に差し替えられた。 外部リンク |