ケンティッシュ・タウン駅

ケンティッシュ・タウン駅
Kentish Town station
ケンティッシュ・タウン駅の位置(グレーター・ロンドン内)
ケンティッシュ・タウン駅
ケンティッシュ・タウン駅
グレーター・ロンドンの地図上でのケンティッシュ・タウン駅の位置
所在地 ケンティッシュ・タウン英語版
行政区 カムデン・ロンドン特別区英語版
運営 ロンドン地下鉄
路線 ノーザン線ハイ・バーネット支線
ミッドランド本線
テムズリンク
駅コード KTN
ホーム数 6
ゾーン 2
改札外乗換 ケンティッシュ・タウン・ウェスト英語版ロンドン・オーバーグラウンド [1]
地下鉄年間乗降員数
2010 増加 7.44百万人[2]
2011 減少 7.21百万人[2]
2012 増加 7.58百万人[2]
2013 減少 6.45百万人[2]
NR年間乗降員数
2009–10 増加 1.137 百万人[3]
2010–11 増加 1.377 百万人[3]
2011–12 増加 1.506 百万人[3]
2012–13 増加 1.695 百万人[3]
2013–14 増加 1.869 百万人[3]
鉄道会社
開設時の所属会社 ミッドランド鉄道
グループ化 ミッドランド鉄道
グループ化 ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道
歴史
1868 ミッドランド鉄道開業
1907年6月22日 (1907-06-22) チャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道開業
その他
外部リンク
WGS84 北緯51度33分01秒 西経0度08分26秒 / 北緯51.5504度 西経0.1406度 / 51.5504; -0.1406座標: 北緯51度33分01秒 西経0度08分26秒 / 北緯51.5504度 西経0.1406度 / 51.5504; -0.1406
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ケンティッシュ・タウン駅(ケンティッシュ・タウンえき、英語:Kentish Town station)は、カムデン・ロンドン特別区ケンティッシュ・タウン英語版にあるロンドン地下鉄ナショナル・レールの駅である。当駅はケンティッシュ・タウン・ロードとレイトン・ロードの交差点にあり、トラベルカード・ゾーン2英語版[4]に含まれる。

当駅にはノーザン線ハイ・バーネット支線と、ナショナル・レールのミッドランド本線が通っており、当駅に停車するナショナル・レールの列車はテムズリンク(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)によって運行されている。ノーザン線ではカムデン・タウン駅タフネル・パーク駅の間、ミッドランド本線ではウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅セント・パンクラス駅の間にある。

ノーザン線ハイ・バーネット支線では唯一ナショナル・レールと直接乗換が出来る駅である。ノース・ロンドン線英語版ケンティッシュ・タウン・ウェスト駅英語版オイスター・カード利用で乗り継いだ場合は運賃が通算される。

当駅には地上に4線、地下に2線がある。ナショナル・レールの列車はテムズリンク(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)によって運転され、北行はルートン英語版へ、南行はセント・パンクラスブラックフライアーズ経由でサットン英語版オーピントン英語版セヴノークス英語版へ運転される。ノッティンガム英語版シェフィールド英語版レスター英語版からのイースト・ミッドランド・トレインズ英語版の速達列車は当駅を通過する。

ナショナル・レール、ロンドン地下鉄の駅ともに改札口が設置されている。

歴史

1955年撮影の駅舎
ナショナル・レールのホーム

当駅は1868年、ミッドランド鉄道セント・パンクラスまで延伸した際に開業した。この新線が開業する以前、ミッドランド鉄道の列車はロンドン・アンド・ノース・ウェスタン鉄道英語版に乗り入れてユーストンまたはグレート・ノーザン鉄道に乗り入れてキングス・クロスまで運転されていた。セント・パンクラス延伸からしばらくの間、一部の列車は当駅で機関車を復水式蒸気機関車に付け替え、ムーアゲートまで運転されていた。

当駅の北にはミッドランド鉄道で2番目の規模をもつ車両工場が設置されていた[5]。1861年には駅近くの引き込み線で脱線事故が発生し、16名が死亡、317名が負傷している。

1860年ノース・ロンドン線英語版の別の駅が「ケンティッシュ・タウン」として開業していたが、1867年ゴスペル・オーク駅英語版に改名されている。

1878年5月から1880年9月まで、メトロポリタン鉄道のスーパー・アウター・サークルと呼ばれる、セント・パンクラス駅アールズ・コート駅クリックルウッド駅英語版サウス・アクトン駅英語版を通る列車が当駅を経由していた[6]。本線鉄道の駅は1983年に改築され、開業時から駅施設は完全に取り壊された。

ノーザン線北行ホーム

ロンドン地下鉄の駅は1907年6月22日にノーザン線の原型であるチャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道によって開業した[7]。駅舎はレスリー・グリーン設計による赤い釉薬をかけたテラコッタ英語版ブロックで表面が飾られ、大きな半円形の窓が上階に設けられたロンドン地下電気鉄道傘下の3社、チャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道、ベーカーストリート・アンド・ウォータールー鉄道及びグレート・ノーザン・ピカデリー・アンド・ブロンプトン鉄道の標準的な設計によるものである。当駅が開業した際、隣にはサウス・ケンティッシュ・タウン駅英語版があったが、利用客数の低迷により1924年に廃止されている[8]

当駅にはバーキングからゴスペル・オークへの支線が乗り入れていたが、1981年に廃止され、線路跡は売却されている

将来

スーパー・アウター・サークルの地図。当駅を経由している
ファースト・キャピタル・コネクトテムズリンク南行列車として運用され、当駅に停車する319372編成

テムズ川南岸のテムズリンクの路線が延伸し、2018年以降当駅に乗り入れるとされている[9]

2009年3月にブラックフライアーズ駅の折り返し用ホームが閉鎖されたのち、同駅で折り返していたサウスイースタンの列車一部が当駅、セント・アルバンス、ベッドフォード又はルートンまで運転されるようになった[10]

2018年完成予定でテムズリンク全体の改修工事が進んでいるが、当駅の最大有効長は駅両側の陸橋の制約から8両のままでのこるため、9両以上の列車は当駅を通過することになっている。テムズ川北岸のテムズリンクの駅で、8両対応のままで残るのはヘンドン駅英語版クリックルウッド駅英語版と当駅のみとなる。

バス路線

ロンドンバス134、214、393、C2、深夜バスN20が当駅を経由する。

脚注

  1. ^ Out of Station Interchanges” (Microsoft Excel). ロンドン交通局 (May 2011). 2012年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月1日閲覧。
  2. ^ a b c d Multi-year station entry-and-exit figures” (XLS). London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e Station usage estimates”. Rail statistics. Office of Rail Regulation. 2015年3月31日閲覧。 注記:統計手法は年により異なる場合がある。
  4. ^ Standard Tube Map (PDF) (Map). Not to scale. Transport for London. February 2021. 2021年2月22日閲覧
  5. ^ Radford, B., (1983) Midland Line Memories: a Pictorial History of the Midland Railway Main Line Between London (St Pancras) & Derby London: Bloomsbury Books
  6. ^ Circle Line, History”. Clive's Underground Line Guides. 2008年2月13日閲覧。
  7. ^ Rose, Douglas (1999). The London Underground, A Diagrammatic History. Douglas Rose/Capital Transport. ISBN 1-85414-219-4 
  8. ^ Connor, J.E. (1999). “South Kentish Town”. London's Disused Underground Stations. Capital Transport. p. 22. ISBN 1-85414-250-X 
  9. ^ Thameslink Programme - FAQ”. 21 November 2008閲覧。
  10. ^ Train times 22 March - 16 May 2009 Thameslink route”. First Capital Connect. 20 March 2009閲覧。

外部リンク