ウッドサイド・パーク駅

ウッドサイド・パーク駅
Woodside Park tube station
ウッドサイド・パーク駅の位置(グレーター・ロンドン内)
ウッドサイド・パーク駅
ウッドサイド・パーク駅
グレーター・ロンドンの地図上でのウッドサイド・パーク駅の位置
所在地 ウッドサイド・パーク英語版
行政区 バーネット・ロンドン特別区英語版
運営 ロンドン地下鉄
路線 ノーザン線
駅構造 地上駅
ホーム数 2面2線
ゾーン 4
地下鉄年間乗降員数
2010 増加 2.54百万人[1]
2011 増加 2.69百万人[1]
2012 減少 2.66百万人[1]
2013 減少 2.63百万人[1]
鉄道会社
開設時の所属会社 エッジウェア・ハイゲート・アンド・ロンドン鉄道
グループ化 グレート・ノーザン鉄道
グループ化 ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道
歴史
1872年4月1日 (1872-04-01) エッジウェア・ハイゲート・アンド・ロンドン鉄道により「トリントン・パーク」として開業[2]
1872年5月1日 (1872-05-01) 「トリントン・パーク、ウッドサイド」に改称[2]
1882年5月1日 (1882-05-01) 「ウッドサイド・パーク」に改称[2][3]
1940年4月14日 (1940-04-14) ノーザン線乗入開始
1941年3月3日 (1941-03-03) ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道の旅客営業終了
1962年10月1日 (1962-10-01) 貨物営業廃止[4]
WGS84 北緯51度37分05秒 西経0度11分08秒 / 北緯51.6181度 西経0.1856度 / 51.6181; -0.1856座標: 北緯51度37分05秒 西経0度11分08秒 / 北緯51.6181度 西経0.1856度 / 51.6181; -0.1856
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ウッドサイド・パーク駅(ウッドサイド・パークえき、英語:Woodside Park tube station)はロンドン北部英語版バーネット・ロンドン特別区英語版ウッドサイド・パーク英語版にあるロンドン地下鉄の駅である。当駅はノーザン線ハイ・バーネット支線ウェスト・フィンチリー駅トテリッジ・アンド・ウェットストーン駅の間にあり、トラベルカード・ゾーン4英語版[5]に含まれる。

歴史

駅名標

当駅はエッジウェア・ハイゲート・アンド・ロンドン鉄道(英語:Edgware, Highgate and London Railway、EH&LR)によって建設され、EH&LRを引き継いだグレート・ノーザン鉄道により1867年4月1日、「トリントン・パーク」として開業した[2][6]。当駅はフィンズベリー・パーク英語版からハイゲート英語版経由でエッジウェア英語版に至る路線上の途中駅として開業したが、開業から1カ月で「トリントン・パーク、ウッドサイド」に、1882年には「ウッドサイド・パーク」に改名されている[2][3]

1921年鉄道法によりイギリスの鉄道会社は「ビッグ・フォー」と呼ばれる4社に再編され、当駅は1923年からロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(英語:London and North Eastern Railway、LNER)の駅となった。イースト・フィンチリーから分岐するハイ・バーネット支線は1930年代に始まった「ノーザン・ハイト」と呼ばれる開発計画の一環としてロンドン地下鉄の路線網に組み込まれ、1940年4月14日に電化が完成、ロンドン地下鉄ノーザン線列車の乗り入れが始まった[7]。電化完成からしばらくの間はロンドン地下鉄とロンドン・ノース・イースタン鉄道双方の列車が運転されていたが、ロンドン・ノース・イースタン鉄道による旅客列車の運転は1941年3月3日に終了している[6]。当駅にはエッジウェア・ハイゲート・アンド・ロンドン鉄道が建設したヴィクトリア様式の建物が残されている。

バス路線

ロンドンバス383が当駅を経由する。

駅周辺

跨線橋から南を見た駅全景
ホーム。北を見る。奥に跨線橋が見える。
南行ホーム側の入口

当駅周辺には石油貯蔵基地だった広大な空き地があり、後に駐車場に転用されている他、マンションが立ち並ぶ一角がある。当駅は地上駅で、2つあるホームのいずれにも車椅子でアクセスすることが出来る。南行ホームに直結する駅舎はウッドサイド・パーク・ロードのクルドサックの終端にあり、駐車場の入口に隣接している。駅舎の正面壁にはヴィクトリア朝時代に作られたものであることを示す「VR」のイニシャルがある郵便ポストが設置されている。

北行ホーム側の入口もホールデン・ロードから分かれたステーション・ロードのクルドサック終端にある。こちらの出入口には改札機が設置されておらず、駅前にはタクシー会社の事務所があるだけである。2つのホームを結ぶ跨線橋があり、この跨線橋には駅の東西を連絡する機能もあるため、改札口を経由せずに跨線橋を利用することが出来る。

当駅は住宅地の中にあり、周辺住民が商店の建設に反対している経緯から、駅周辺に小さな喫茶店と新聞売り場以外の商店がない。

脚注

  1. ^ a b c d Multi-year station entry-and-exit figures” (XLS). London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  2. ^ a b c d e Butt (1995), page 231
  3. ^ a b Butt (1995), page 254
  4. ^ Hardy, Brian, ed (March 2011). “How it used to be - freight on The Underground 50 years ago”. Underground News (London Underground Railway Society) (591): 175–183. ISSN 0306-8617. 
  5. ^ Standard Tube Map (PDF) (Map). Not to scale. Transport for London. February 2021. 2021年2月22日閲覧
  6. ^ a b Clive's Underground Line Guides - Northern Line, Dates”. 2015年4月27日閲覧。
  7. ^ Rose, Douglas (1999). The London Underground, A Diagrammatic History. Douglas Rose/Capital Transport. ISBN 1-85414-219-4 

参考文献

  • Butt, R. V. J. (1995). The Directory of Railway Stations: details every public and private passenger station, halt, platform and stopping place, past and present (1st ed.). Sparkford: Patrick Stephens Ltd. ISBN 978-1-85260-508-7. OCLC 60251199
  • Jowett, Alan (March 1989). Jowett's Railway Atlas of Great Britain and Ireland: From Pre-Grouping to the Present Day (1st ed.). Sparkford: Patrick Stephens Ltd. ISBN 978-1-85260-086-0. OCLC 22311137
  • Rose, Douglas (1999). The London Underground, A Diagrammatic History (7th ed.). Capital Transport Publishing. ISBN 1-8541-4219-4. OCLC 59556887 

外部リンク