ケビン・ポーター・ジュニア
ブライアン・ケビン・ポーター・ジュニア(Bryan Kevin Porter Jr., 2000年5月4日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル出身のプロバスケットボール選手。NBAのロサンゼルス・クリッパーズに所属している。ポジションはポイントガード。 経歴カレッジ南カリフォルニア大学(USC)で1年間プレーし、2019年のNBAドラフトにアーリーエントリーした。 クリーブランド・キャバリアーズドラフト全体30位でミルウォーキー・バックスから指名を受け、その後デトロイト・ピストンズを経由したトレードで交渉権がクリーブランド・キャバリアーズへ移り[1][2]、7月3日にキャバリアーズと契約した[3]。 1年目の2019-20シーズン、2020年2月24日のマイアミ・ヒート戦でキャリアハイの30得点を記録した[4]。このシーズンは50試合(3先発)に平均23.2分の出場で、10.0得点・3.2リバウンド・2.2アシスト・0.9スティールを記録した。オフの11月15日に銃器不法所持により逮捕され、4000ドルの保釈金を支払って釈放された[5]が、開幕後もしばらくはロースターに登録されなかった。 2020-21シーズンは逮捕の影響で、シーズン開幕後も試合に出場しない日々が続いた。その後、チームが無断で自身のロッカーの荷物を片付け、空いたロッカーをシーズン途中のトレードで移籍してきたトーリアン・プリンスに与えたことに対して激怒し、チームメイトやスタッフに食べ物を投げつけた[6]。このような問題行動が重なり、手に負えないと判断したキャバリアーズのフロントはポーターをトレードもしくは解雇することを発表した[7]。 ヒューストン・ロケッツ2021年1月22日に将来のドラフト2巡目指名権とのトレードで、ヒューストン・ロケッツへ移籍した[8]。Gリーグのリオグランデバレー・バイパーズで数試合プレーした後、3月11日に初出場。4月29日のバックス戦でキャリアハイを大幅に更新する50得点を記録した。21歳未満の50得点以上は史上4人目[9]で、50得点以上・10アシスト以上はレブロン・ジェームズの23歳66日を超えて史上最年少記録となった[10]。 2022年10月17日にロケッツと4年総額8,250万ドルの契約延長に合意した[11]。 2023年9月11日に、交際していた元WNBA選手のカイスレ・ゴンドレジックへの暴行容疑で逮捕された[12]。これを受けて10月18日にビクター・オラディポ、ジェレマイア・ロビンソン=アールとのトレードで、2つのドラフト2巡目指名権とともにオクラホマシティ・サンダーへ放出され、すぐに解雇された[13]。 PAOK BC2024年4月2日、ギリシャ・バスケットリーグに所属するPAOK BCと契約した[14]。4月14日のASKカルディツァBC戦では19得点、10リバウンド、9アシストの成績を残した[15]。4月27日のマルーシBC戦では22得点、12リバウンド、8アシストのダブル・ダブルを記録した[16]。 ロサンゼルス・クリッパーズ2024年7月10日にロサンゼルス・クリッパーズと2年契約を結んだ[17]。 プレースタイルハンドリングスキルに優れており、ステップバックやクロスオーバーからのプルアップジャンパーなど多彩な得点パターンを持つ[18]。キャバリアーズ時代の同僚ケビン・ラブはポーターについて、「チームで最も才能に溢れている」と評価していた[19]。一方でショットセレクションの悪さやアシストの少なさ、ターンオーバーやファウルの多さが課題とされている。[要出典] 人物自身が4歳のとき、父親のケビン・ポーター・シニアがバーで起こった乱闘を止めようとして銃殺された[20]。早期に父親を亡くした影響からか精神面が非常に不安定であり、数々の問題行動を起こしている[21]。 個人成績
NBAレギュラーシーズン
カレッジ
脚注
外部リンク
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