グリーンダムたん
グリーンダムたん(簡体字:绿坝娘)とは、中華人民共和国で開発されたネット検閲ソフトウェア「緑壩・花季護航」を萌え擬人化したキャラクターである[1][2]。 名前についてグリーンダムたんの中国語名は「绿坝娘」(簡体字)または「綠壩娘」(繁体字)。日本語で漢字制限により「坝(土へんに貝)」「壩(土へんに霸)」を、「バ」とも書く。そして、グリーンダムたんを「グリーンダム娘」「緑バ娘」「緑bar娘」などとも表記する。 グリーンダムたんの誕生2009年5月19日、中国工業情報化部の「关于计算机预装绿色上网过滤软件的通知」により、2009年7月1日から中国国内で生産・発売されるパソコンすべてに検閲ソフト「緑壩・花季護航」のインストールが義務付けられると発表された。これに対して中国のネット上ではネット検閲への反対の声やソフトの性能・開発過程自体に対する疑問の声が多数上がったが、そうした騒動の中、中国のオタク絵師たちは、緑壩・花季護航を萌え擬人化して「绿坝娘」と名づけた。 グリーンダムたんの誕生日、つまり初めての緑壩娘の絵の誕生日には、諸説ある。一般的に6月11日だと思われている。他に、6月10日、6月9日の見解もあるが、認められていない。そのため、グリーンダムたんの誕生日は西暦(陽暦)6月11日、農暦(陰暦)五月十九日に決められた。こうして二次元オタク世界に中国の国産萌えキャラが誕生した。 グリーンダムたんの設定最初に誕生した「绿坝娘」は東方Projectの河城にとりとよく似た感じがあったが、その後、様々なデザインのバージョンが続々と現れた。工業情報化部がこのソフトに4170万元(西暦2009年6月11日の為替レートで日本円約5億9486万円)もの大金を投入したことから、「绿坝娘」の身分は「身の代金4000万のお嬢様」とされた。戦闘力4000万(4170万)の設定もある。彼女の服飾は、ソフトのインターフェースの要素や「河蟹」「打醤油」などのネット用語に基づいており、全体にこの検閲ソフトや中国政府のインターネット政策に対する風刺の色が濃い。 キャラデザインは未だ固まったとは言い難いが、下記の共通の要素は現在、中国におけるオタクの間にほとんど定着している。 外見のデザイングリーンダムたんは、「検閲」の仕事をするため、基本的に風紀委員のイメージ。
属性の設定下記のほとんどの属性は一応定着した。一部の属性はまだ決まっていない部分もある。
特別なバージョン一部の個性的なグリーンダムキャラ。
関連項目脚注
外部リンク
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