グリーナップ郡 (ケンタッキー州)
グリーナップ郡(英: Greenup County)は、アメリカ合衆国ケンタッキー州の北東部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は36,910人であり、2000年の36,891人から0.05%増加した[1]。郡庁所在地はグリーナップ市(人口1,188人[2])であり、同郡で人口最大の都市はフラットウッズ市(人口7,423人[3])である。1804年に設立され、郡名は当時第3代ケンタッキー州知事を務めていたクリストファー・グリーナップに因んで名付けられた。 グリーナップ郡は、ウェストバージニア州とオハイオ州にも跨るハンティントン・アシュランド大都市圏に属しており、2000年時点の都市圏人口は 288,649人だった。 歴史グリーナップ郡は1803年12月12日に成立したケンタッキー州議会の法によって、当時州東部の大半を領域にしていたメイソン郡から分離して設立された。 地理アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は354.51平方マイル (918.2 km2)であり、このうち陸地346.11平方マイル (896.4 km2)、水域は8.41平方マイル (21.8 km2)で水域率は2.37%である[4]。 主要高規格道路アメリカ国道23号線が郡内を通る主要道である。南東端から郡内に入り、東部郡境に沿って北のオハイオ川に向かい、ラッセル、フラットウッズ、レースランド、ワートランド、グリーナップの各市を過ぎる。その後はサウスショアの町の西で郡を出て、ユリシーズ・グラント橋でオハイオ川を渡ってオハイオ州ポーツマスに入り、さらに北のコロンバス市に向かっている。 AAハイウェイはアメリカ国道23号線に始まり、ジェシー・スチュアート記念橋を通ってアメリカ国道52号線とを繋いでいる。州道10号線とも呼ばれ、西に向かうと州道7号線と交差し、最後は西のルイス郡に出ていく。1995年に開通してから、グリーナップ郡民がメイズビルや北ケンタッキーおよびオハイオ州シンシナティ市に行くのが容易になった。 インダストリアル・パークウェイ(州道67号線)の北端はワートランドのアメリカ国道23号線である。この道はワートランドとグリーナップ、フラットウッズの周辺の町、および未編入のアージライト地域をイーストパーク産業団地と繋ぎ、さらにカーター郡で 州間高速道路64号線と繋いでいる。 特徴的な地形グリーナップ郡は、ケンタッキー州東部の大半の郡部と同様、うねりのある丘陵と渓谷でできている。オハイオ川流域は概して平坦であり、工業、商業用地および住宅開発で多くの人が住んでいる。ここから南東に進むと、アパラチア山脈麓丘陵部に特徴的な丘陵と渓谷の連なりとなり、農業用地となって人口は比較的少ない。これら丘陵の間にリトルサンディ川、グリーンボ湖、タイガーツ・クリークがあり、人気のある釣り場となっている。昔からの森林があまり伐採されていないので、郡域の多くは現在も森林である。 グリーナップ郡の土壌は健康的な農業と酪農業を支えてきた。昔からかなりのタバコ栽培農場と牛の牧場が広がっていたが、近年ではこれらがアグリビジネスの支配下になり、産品もアメリカン・クオーター馬、ダチョウ、マリファナなど、伝統とは関連のないものに広がってきた。 隣接する郡
人口動態
都市と町
教育公共教育学区
観光地
アルコール飲料の販売グリーナップ郡は制限付きドライ郡(禁酒郡)である。つまり地域住民の投票で認められた特定地域を除いてアルコール飲料の販売は禁じられている。以下の地域ではアルコール飲料の販売が認められている。
著名な出身者
脚注
外部リンク |