クロモズガラス
クロモズガラス(黒鵙鴉[1]、Cracticus quoyi)は、フエガラス科に属する鳥類の1種。 分布オーストラリア北部および北東部[2]、インドネシア、パプアニューギニアに分布する。生息地は、亜熱帯または熱帯の乾燥林、湿性低地林、マングローブ林である。 亜種
形態全長33-44cm[4]。亜種による大きさの違いがあり、アーネムランドやヨーク岬半島の亜種は42-44cmと大きく、クイーンズランド東部の亜種は33-38cmと小さい[4]。全身光沢のある黒色で、雌雄同色であるが[1]、雄のほうが大きい[4]。くちばしは大きくて青灰色で先が黒く、先端がかぎ状に曲がる[2]。足は黒灰色[1]。 亜種 C. q. rufescens の幼鳥や若鳥は、上面が縞のある赤褐色で、下面は細かい黒帯のある淡黄褐色であり、成鳥で全身黒色になる[4]。 生態多雨林、季節風林、沿岸低木林、マングローブ林などに生息し、木のよく茂った公園、庭園にも見られる[2]。単独、つがい、または家族群で行動し、多雨林やマングローブ林で[2]、昆虫やトカゲ、果実などを採餌する[1]。 10-1月に繁殖する[2]。およそ6mの高さに営巣し、木の枝や小枝による粗雑な巣に、3-4個の卵を産む[1][2]。 鳴き声は多様で、地鳴きはクァエンクァと大きな声で鳴く[1]。 参考文献
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