クレナズム
クレナズム(英: culenasm)は、日本の4人組ロックバンドである。2018年に福岡県福岡市で結成された。メンバー4人全員が作詞作曲を担当する[1]。 来歴大学の同級生で結成し、2018年5月より活動を開始した4人組ロックバンド。シューゲイザーやドリームポップに影響を受けたサウンドが特徴。福岡市を拠点に活動中。 メンバーが影響を受けてきたミュージシャンは、宇多田ヒカル(萌映)、BUMP OF CHICKEN(けんじろう)、SCANDAL (まこと)、中田ヤスタカ(しゅうた)などと幅広い[2]。 ほとんどのメンバーが九州出身だが、福岡県以外のメンバーもいる[1]。ボーカル・ギターの萌映(もえ)は、FM802「Grace Place」(DJ:深町絵里)にゲスト出演(2024年8月11日)した際、自身が北九州市出身であり、地元の資さんうどんを各地で推していると明かした[1]。 同福岡出身のバンド”神はサイコロを振らない”は大学の先輩であり、”muque”は一部メンバーが大学の後輩。 台湾のバンド「ゲシュタルト乙女」とも親しく、度々共演している[3]。 メンバー・萌映(もえ、12月10日生) ・ボーカル、ギター、作詞、作曲 ・自分の声が嫌いだったが友人の「綺麗な声をしてるから、もうちょっと大きな声で歌ってみたら?」の一言をきっかけ に自分の声と歌を好きになったと話している。 ・中学時代に母親をなくしている。 ・高校の部活から人前で歌うようになった。 ・元々デザイン専攻で大学進学している。そのためジャケットなどは萌映が手がけていることが多い。 ・UNCHAINの大ファンで共演した際は好きな曲をリクエストし演奏してもらった。 ・けんじろう(2月12日生) ・ギター、作詞、作曲 ・作家の中原中也の書を愛読している。 ・メンバーはけんじろうのギターについて「当たりしかでないくじみたいなもの」と過去に語っている。 ・まこと(12月5日生) ・ベース、作詞、作曲 ・fhánaのファン(ファナミリー)であると公言しており共演も果たしている。 ・まことと萌映はSCANDALが好きで大学時代のサークルでコピーしていた。 ・SNS用の動画制作を担当しており配信で「動画制作マシンになっている」と語っている。 ・しゅうた(鹿児島県出身、4月13日生) ・ドラム、作詞、作曲 ・元々ピアノを担当していたため結成時ドラム歴が非常に浅かった。 ・加入当初は大学院進学のため脱退する予定だったと明かしている。 バンド活動2018年1月に大学の同サークルであった萌映に対しまことが「(萌映には)普通の人生を歩んでほしくない」と話をしバンドを始動。その後同サークルのけんじろうとしゅうたに声をかけ本格的に活動を開始する。同年5月に初ライブを行う。3回目のライブでりんご音楽祭の新人バンドオーディションに参加したところ受賞。8月には長崎市にて開催のSky Jamboree前夜祭に出演。9月りんご音楽祭2018に出演、その際にDrのしゅうたは大学院入試がかぶるがライブ出演を優先し「後悔はないです」とインタビューで答えている。 同年12月、1stにしてマスターピースなミニアルバム『rest of the dusk』をリリース。同アルバムより12月12日に「ウエインは言った」を先行配信&MV解禁。12月20日には福岡の盟友バンドを集めた初の主催ライブ「stew」を開催し好評を得る。 2019年1月31日、新作MV『白い記憶』を公開。 7月10日には1stシングル「花弁・いつかの今頃」をリリース。同時に「花弁」のMVを解禁。その後『TOKYO CALLING』『MINAMI WHEEL』『SAKAE SP-RING』などに出演し12月には2ndミニアルバム「In your fragrance」をリリース、楽曲は以前よりポップ寄りな楽曲が目立つようになっている。 2020年2月よりレコ発ツアー『「In your fragrance」 2nd mini album release tour』を開催。ツアーの途中台湾で行なわれた『意識不能招待所【參】林森北二泊三日音樂祭 2020』に出演しヘッドライナーを務める。 コロナ禍となる同年3月に無観客スタジオライブ「聴志動感」に参加し、8月には無観客ワンマンライブ『ShowCase Live Supported By 聴志動感』を配信。8月に配信リリースした『一人残らず睨みつけて』はフジテレビ系音楽番組「Love music」9月度オープニングテーマに抜擢、その後番組への出演も果たした。 11月には3rdミニ・アルバム『eyes on you』をリリース。同アルバムはコロナ禍ということもありリモートで制作を行い、ボーカルの萌映は「お父さんの部屋で歌った」と語っている。またこの頃から萌映とまことが作曲に参加しクレナズムは全員が作詞作曲を務めるようになった。 2021年6月クボタカイとのコラボ楽曲である「解けない駆け引き」を配信リリース。7月には「九州全県ツアー ”九州を繋ぐっちゃん!”」を開催。8月には昨年に引き続き音楽番組の「Love music」オープニング・テーマに抜擢。(楽曲は“積乱雲の下で” ) 10月に4th mini album『Touch the figure』をリリースし。その際にSpotifyで『クレナズム 4th ミニアルバム“Touch the figure”発売記念!! ベースまことによる全曲解説!!』を配信した。 11月には「クレナズム ワンマンツアー 2021 ~本州を通りもん~」を開催しファイナルの東京ではクボタカイと共演。 2022年2月宇多田ヒカルのカバーである「SAKURAドロップス」を配信、当初はラジオ企画制作したが好評だったため配信を決めた。4~5月にかけて「クレナズム春のバリよかツーマンツアー2022」を実施。11月には1stフルアルバム『日々は季節をめくって』リリースし、その後12月にはクレナズム 「冬のバリよかワンマンツアー 2022」を開催した。 この年は東亜道路工業との企業タイアップである「進め」や、福岡ローカルのCM曲(にしてつホーム)の制作。また翌年公開される映画「ふたりの傷跡」に演者・主題歌・劇伴として参加し活動が活発になっている。 2023年5月「春のバリよかワンマンツアー 2023」を開催。この頃から声出しライブが再開されたがコロナ以前のライブが少なかったことをインタビューで語っている。 11月には5th EP『Whisper of the heart』を発表、タイトルはスタジオジブリからインスパイヤし決めたという。また楽曲制作では毎月各自1曲ずつ提出しているとインタビューで話している。 同年10〜11月にかけて「秋のバリよかワンマンツアー2023」を開催。 2024年4月、藤吉夏鈴(櫻坂46)主演の映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』の主題歌と劇伴を担当することが発表された[4]。その後8月7日、同主題歌が「リベリオン」のタイトルでリリースされる[5]。 5月、KBC九州朝日放送開局70周年のタイアップソングとしての「ホーム」がリリースされる。 6月、台湾のバンドI Mean Usとのコラボ曲「木村 楓」配信。 10月、タイのアーティストQLERとのコラボ曲「Goodbye Goodnight」をQLERのカバー曲「Blur」やQlerの楽曲に参加した「Old School」に続いて配信する。 11月、バーチャルシンガーHACHIに「fragement」楽曲提供。 香港の西九音楽節、台湾の台中最大のフェスRoving Nation Fes2024に出演。 作品シングル
配信シングル
ミニアルバム
フルアルバム
参加楽曲
タイアップ
ライブ
など。 脚注
外部リンク
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