クレイ・ホームズ
クレイトン・ウォルター・ホームズ(Clayton Walter Holmes, 1993年3月27日 - )は、アメリカ合衆国アラバマ州ドーサン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのニューヨーク・メッツ所属。 経歴プロ入り前幼少期は自身の部屋にヤンキースの記念品を飾り付けるほどの熱心なニューヨーク・ヤンキースファンで、特にマリアノ・リベラに憧れていたという[1]。 プロ入りとパイレーツ時代![]() (2016年6月16日) 2011年のMLBドラフト9巡目(全体272位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されプロ入り。 2012年、傘下のA-級ステート・カレッジ・スパイクスでプロデビュー。13試合に先発登板して5勝3敗、防御率2.28、34奪三振を記録した。 2013年はA級ウェストバージニア・パワーでプレーし、26試合(先発25試合)に登板して5勝6敗、防御率4.08、90奪三振を記録した。 2014年は3月にトミー・ジョン手術を受けたため、全休した。 2015年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・パイレーツとA+級ブレイデントン・マローダーズでプレーし、2球団合計で9試合に先発登板して1勝2敗、防御率2.48、26奪三振を記録した。 2016年はAA級アルトゥーナ・カーブでプレーし、26試合に先発登板して10勝9敗、防御率4.22、101奪三振を記録した。オフの11月18日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]。 2017年はAAA級インディアナポリス・インディアンスでプレーし、25試合(先発24試合)に登板して10勝5敗、防御率3.36、99奪三振を記録した。 2018年は開幕をAAA級インディアナポリスで迎え、4月2日にメジャー初昇格を果たした[3] 。4月6日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー[4]。この年メジャーでは11試合(先発4試合)に登板して1勝3敗、防御率6.84、21奪三振を記録した。 2019年は35試合に登板して1勝2敗、防御率5.58、56奪三振を記録した。 2020年オフの12月2日にノンテンダーFAとなったが、4日にマイナー契約で再契約を結んで2021年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[5]。 2021年シーズン開幕日となる4月1日、メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[6]。 ヤンキース時代2021年7月26日に朴孝俊、ディエゴ・カスティーヨとのトレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[7]。 2022年シーズンは、開幕からクローザーを務めていたアロルディス・チャップマンの離脱に伴い、5月下旬ごろからクローザーに定着した。6月19日には29試合連続無失点を記録し、マリアノ・リベラの持っていた球団記録を更新した[8]。前述のような好投もあり、7月11日には自身初となるオールスターゲームに選出された。 2023年シーズンは、チーム最多の66試合に登板し、24セーブと防御率2.95を記録し、9月の月間成績は12試合防御率0.75で、キャリア2度目となるリリーバー・オブ・ザ・マンスを受賞した[9]。 2024年シーズンは、序盤から開幕20試合連続無失点を記録するほどの好調だったものの徐々に救援失敗を繰り返すようになる[10]。それでも7月7日に2度目のオールスターゲームに選出される[11]。後半戦でも不調は止まらず、9月3日のテキサス・レンジャーズ戦で1点差の場面から登板すると、逆転サヨナラ満塁本塁打を浴び敗戦した事で、クローザーの役割を外された。既にこの時のセーブ失敗数は11となっていた[12]。最終的にチームトップの67試合登板で防御率3.14。キャリア初の30セーブを記録したが、全選手トップかつ球団ワースト記録タイとなる13度のセーブ失敗を犯した[13]。ポストシーズンでは13試合で防御率2.25、両リーグ最多となる3勝を記録し、ワールドシリーズでは全5試合に登板し無失点だった。 メッツ時代2024年12月9日にニューヨーク・メッツと3年総額3800万ドルの契約を結んだ[14]。2026年のシーズン終了後に契約を破棄できるオプトアウトの権利が含まれる[14]。 選手としての特徴
最速102mph[16](約164.2km/h)のシンカーが投球の約半分を占め、次いでスライダー、カーブを投げる[17]。 詳細情報年度別投手成績
MLBポストシーズン投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia