クレイジー・イン・アラバマ
『クレイジー・イン・アラバマ』(原題:Crazy in Alabama)は、1999年制作のアメリカ合衆国のブラック・コメディ映画。アントニオ・バンデラスの初監督映画。主演は当時バンデラスの妻だったメラニー・グリフィス。日本では劇場未公開。 あらすじ1965年の夏、アラバマ州のとある町に住む7人の子供の母親で女優志望のルシールは冷酷で暴力をふるう夫を殺害、その首を切断して冷凍容器に入れ、ハリウッドへと旅立った。 一方、ルシールの甥で13歳の少年ピージョーは両親を亡くしたため、兄ワイリーと共に祖母ミーモウの家で暮らしていたが、ルシールから彼女の子供たちを押し付けられたミーモウは、息子のダヴとその妻アーリーンにワイリーとピージョーを引き取らせる。 ある日、ピージョーがワイリーと一緒にプールで遊んでいると、日頃から親しくしている黒人の少年テイラーが監視員とトラブルになる。この町には根強い黒人差別が残っており、プールは白人専用で黒人は立ち入りが禁止されていた。テイラーは仲間を集めて抗議を始めるが、保安官が駆け付けて暴力的に排除、その騒ぎの中でテイラーは命を落としてしまう。 事の一部始終を見ていたピージョーの心の中に、次第に黒人差別に対する疑問が芽生えてくる。ピージョーはテイラーの葬儀に参加するが、これもまた保安官によって暴力的に弾圧される。さらに、ピージョーは黒人と抱き合っている写真が雑誌に掲載され、有名人になったことで保安官にマークされ、家にも居場所がなくなる。 その頃、ルシールはテレビドラマ『奥様は魔女』のプロデューサーに見出され、主人公サマンサのライバル役として出演することが決まった。念願の女優への階段を登り始めようとしていたルシールであったが、殺害した夫の首が発見されてしまったことで逮捕され、アラバマに護送されて裁判にかけられることになる。 キャスト
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