クリスチャン・アルヴェスタム
クリスチャン・アルヴェスタム(Christian Älvestam、1976年4月14日 - )は、スウェーデン・ショーヴデ出身のヘヴィメタルミュージシャン。 スカー・シンメトリーやソリューション .45の活動で有名であるが、その他にも様々なバンドに加入している。スウェーデンなどの欧州のヘヴィメタルシーンでは、バンドの掛け持ちは普通に行われているが、クリスチャンのような数の掛け持ちを行っているミュージシャンは稀である。 主にボーカリストとしての活動が有名であるが、バンドによってはギタリストやベーシストとして活動している場合もある。ボーカリストとしては、低音のグロウルと中高音のクリーンボイスの使い分けが特徴である。クリーンボイスは、ジェフ・スコット・ソート[1]やカル・スワンと比較される。また、ギタリストとしてはリズムギターを担当することがほとんどである。例外としては、トーマス・ヨハンソン加入前のアンムーアドが挙げられ、リードギターとリズムギターの双方を担当していた。 略歴バンド活動1993年にアンムーアドを結成し、ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせる。アンムーアドでは、ボーカルとギターを担当(後にベースも兼務)。アンムーアドは、1999年に1stアルバム『Cimmerian』でデビューし、3枚のフルアルバムを発表している。 1997年には、Jarawynjaを結成。Jarawynjaでは、ボーカルとベースを担当した。Jarawynjaは2枚のデモを発表した後、2001年にソーラー・ドーンと改名し、1枚のEPと1枚のフルアルバムを発表している。しかし、クリスチャンをはじめとした各メンバーが他バンドでの活動により多忙となり、ソーラー・ドーンは解散した。 2000年には、サイコナートの、デモ『March Of A New Division』に参加した。 2002年に、ソーラー・ドーンの同僚であるアンダース・エドルンドに誘われる形で、インキャパシティに加入。インキャパシティでは、ギターを担当した。インキャパシティでは2枚のフルアルバムを発表している。 2003年、コールド・レコードのディールを前提としたバンド結成の話をきっかけにトーチベアラーを結成。ギターとバック・ボーカルを担当する。トーチベアラーでは3枚のフルアルバムに参加している。 2004年からスカー・シンメトリーに加入。ボーカリスト専任で活動する。スカー・シンメトリーでは3枚のフルアルバムに参加し、そのボーカリストとしての技巧から一躍有名になった。しかし、スカー・シンメトリーに専念することができないとして、2008年に惜しまれながら脱退している。2004年には、クエスト・オヴ・エイダンスにも加入し、ギタリストとして活動している。 また、ザ・クラウンのギタリスト、マルコ・テルヴォーネンが結成したゴシックメタルバンド、エンジェル・ブレイクにもギタリストとして加入したが、アルバムには参加せず脱退している。 2006年には、ヤニ・ステファノヴィックのデスメタルプロジェクト、ミザレーションにボーカリストとして参加。ミザレーションがバンド形態に移行してもボーカリストを務め、2枚のフルアルバムをリリースしている。また、この時の縁で、2007年には、ヤニと共にソリューション .45を結成。当初はセッションプロジェクトであったが、スカー・シンメトリー脱退後に本格的にバンド活動を行うようになる。ソリューション .45では1枚のフルアルバムをリリースしている。2008年には、ザ・フュー・アゲインスト・メニーもヤニと共に結成し、1枚のフルアルバムを発表している。 2020年9月末、ショーン出身のメロディックデスメタルバンド、サイファー・システムに加入したことが発表された[2]。 また、これらの活動からニュークリア・ブラスト・オールスターズにも参加した。 ソロ活動2012年には、ピヴォタル・ロッコーディングスより、1stソロEP『Self2.0』をリリースした。同EPは、ダウンロード限定でのリリースとなった。ソロ名義では、メタルではなくロック/ポップといったジャンルを志向しており、クリーンボーカルをメインとしている。 その後、ソロ活動における音楽活動を担う会社としてディムアウト・プロダクションズを設立[3]。1stEP『Self2.0』をデジパック仕様のCDとして、ボーナストラックを追加し500枚限定で再リリースしている[3]。 スヴァーヴェルヴィンテル (Svavelvinter)
スヴァーヴェルヴィンテル (Svavelvinter)は、クリスチャン・アルヴェスタムによるメロディックデスメタル/メロディックブラックメタルソロプロジェクト。2014年に結成。結成時から2016年まで、クリスチャン・ラーションがギタリストとして在籍していたが、ラーションの脱退後は完全にアルヴェスタムのソロプロジェクトとなっている。プロジェクト名は、スウェーデン語で「硫黄の冬」の意味。 2014年にEP『Nidingsverk』を100枚限定でリリース[3]。このEPは、その後2回追加プレスが行われ、合計300枚がリリースされた[注釈 1][3]。2018年に1stアルバム『Mörkrets tid』をリリースした[3]。 メンバー旧メンバー
ディスコグラフィディスコグラフィアンムーアド (Unmoored)アルバムデモ
ソーラー・ドーン (Solar Dawn)アルバム
デモ・EP
サイコナート (Syconaut)デモ
インキャパシティ (Incapacity)アルバム
トーチベアラー (Torchbearer)アルバムスカー・シンメトリー (Scar Symmetry)アルバムデモ・シングル
クエスト・オヴ・エイダンス (Quest of Aidance)デモ・EP
ミザレーション (Miseration)アルバム
ソリューション .45 (Solution .45)アルバム
デモ
ザ・フュー・アゲインスト・メニー (The Few Against Many)アルバム
ソロ名義EP
参加バンド現在所属しているバンド
脱退・解散、もしくは活動状況不明なバンド
注釈
脚注
参考文献
外部リンク
|