クライスラー・フィフスアベニュー
フィフスアベニュー (Chrysler Fifth Avenue)は、アメリカ合衆国の自動車会社・クライスラーが、1979年から1993年まで、自社が販売する最も大型の乗用車に冠していた名称である。 由来ニューヨーク市のメインストリートである「5番街」に由来する。 フルサイズRボディー(1979年 - 1981年)
フィフスアベニューは1979年からニューヨーカーのオプションパッケージとして用意された。 フィフスアベニューの名は、1980年からFRミッドサイズのルバロンのオプションパッケージとしても使用されることとなる。 ミッドサイズMボディー(1980年 - 1989年)
![]() Mボディー(FRミッドサイズ)のフィフスアベニューが初めて誕生したのは1980年、レバロンに用意されたレバロン・フィフスアベニュー・リミテッドエディションというオプションパッケージである。 同年のニューヨーカー・フィフスアベニューとは仕様は似ていたが、こちらは一クラス上のフルサイズであり姉妹車ではない。 1982年に、クライスラー・レバロンがMボディーからKカー(FFコンパクト)に小型化され、同時にレバロン・フィフスアベニューは消滅。 同時に、Rボディー(FRフルサイズ)のニューヨーカーがMボディに小型化され、同時にニューヨーカー・フィフスアベニューもMボディに移行というカタチとなった。 見方によっては、1982年型ニューヨーカーフィフスアベニューはレバロン・フィフスアベニューの改名というカタチでもある。 1983年型、ニューヨーカーがEプラットフォーム(FFミッドサイズ)にフルモデルチェンジしたが、ニューヨーカー・フィフスアベニューはMボディーのまま続行生産される。 1984年に、ニューヨーカー・フィフスアベニューはフィフスアベニューに改名される。1989年、生産終了となった。 ミッドサイズYボディー(1990年 - 1993年)
![]() 1990年からは再びニューヨーカー・シリーズ(1990年の時点ではニューヨーカーという単独の名前はなくベーシックモデルにもニューヨーカー・サロンとサブネームがつけられていた。)をベースに開発されたため、名前は「ニューヨーカー・フィフスアベニュー」に戻るかたちとなった。 ベーシックなニューヨーカー・シリーズはCプラットフォームを使用していたが、ニューヨーカー・フィフスアベニューはそれをベースに拡張されたYプラットフォームを使用していた。 このYプラットフォームは、当時のクライスラーの最高峰であるインペリアルと共有するものであった。 1992年、マイナーチェンジで若干丸みを帯びたボディデザインに変更された。1993年、生産終了となった。 |
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