クシシュトフ・ソシンスキー(Krzysztof Soszyński、1977年11月8日 - )は、ポーランドの男性総合格闘家。ポトカルパチェ県スタロヴァ・ヴォラ出身。カナダ・マニトバ州在住。レインMMA/チーム・クエスト所属。元TKO世界ヘビー級王者。クリストフ・ソジンスキーとも表記される。
来歴
10歳でポーランドからカナダのマニトバ州ウィニペグに移住。高校時代にはカナディアンフットボールとサッカーを経験するが、後にボディビルとプロレスを始める。バッドニュース・アレンに弟子入りし、しばらくはプロレスラーとして活躍していたが、ブラジリアン柔術を学んだことをきっかけに2003年に総合格闘技へと転向した。
IFLには2006年の旗揚げ戦から参戦し、バス・ルッテン率いるロサンゼルス・アナコンダズのヘビー級選手として試合を重ねた。
2006年9月29日、TKO世界ヘビー級タイトルマッチでイチョー・ラレナスと対戦し、ドクターストップでTKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
TUF
2008年はUFCのリアリティ番組「The Ultimate Fighter」のシーズン8に参加。マイク・スチュワート、カイル・キングスバリーを破りベスト4に進出するも、準決勝ではヴィニシウス・マガリャエスに敗れた。12月13日のThe Ultimate Fighter: Team Nogueira vs. Team Mir Finaleではシェイン・プリムにチキンウィングアームロックで一本勝ち[1]。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
UFC
2009年4月18日、UFC 97で元WEC世界ライトヘビー級王者のブライアン・スタンと対戦し、チキンウィングアームロックで一本勝ち[2]。2戦連続でサブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。5月23日、連続参戦となったUFC 98でアンドレ・グスマォンと対戦し、右ストレートでダウンを奪いパウンドで追撃しTKO勝ちを収めた[3]。8月29日、UFC 102でブランドン・ヴェラと対戦し、0-3の判定負けを喫した[4]。
2010年2月20日、UFC 110でステファン・ボナーと対戦し、カットによるドクターストップでTKO勝ちを収めた。その後7月3日のUFC 116でボナーと再戦したが、顔面への膝蹴りでダウンし、パウンドでTKO負け[5]。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[6]。
2010年11月13日、UFC 122でゴラン・レルジッチと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[7]。
2011年12月10日、UFC 140でイゴール・ポクラヤッチと対戦し、スタンドパンチ連打で自身初の失神KO負け。試合後に引退を表明した。
2014年8月16日、出演したテレビ番組でパンチドランカーの症状が発症したため正式に引退を表明した[8]。
戦績
総合格闘技 戦績
|
39 試合
|
(T)KO
|
一本
|
判定
|
その他
|
引き分け
|
無効試合
|
26 勝
|
10
|
11
|
3
|
2
|
1
|
0
|
12 敗
|
6
|
1
|
5
|
0
|
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
× |
イゴール・ポクラヤッチ |
1R 0:35 KO(スタンドパンチ連打) |
UFC 140: Jones vs. Machida |
2011年12月10日
|
○ |
マイク・マッセンジオ |
5分3R終了 判定3-0 |
UFC 131: dos Santos vs. Carwin |
2011年6月11日
|
○ |
ゴラン・レルジッチ |
5分3R終了 判定3-0 |
UFC 122: Marquardt vs. Okami |
2010年11月13日
|
× |
ステファン・ボナー |
2R 3:08 TKO(膝蹴り→パウンド) |
UFC 116: Lesnar vs. Carwin |
2010年7月3日
|
○ |
ステファン・ボナー |
3R 1:04 TKO(ドクターストップ) |
UFC 110: Nogueira vs. Velasquez |
2010年2月20日
|
× |
ブランドン・ヴェラ |
5分3R終了 判定0-3 |
UFC 102: Couture vs. Nogueira |
2009年8月29日
|
○ |
アンドレ・グスマォン |
1R 3:17 KO(右ストレート→パウンド) |
UFC 98: Evans vs. Machida |
2009年5月23日
|
○ |
ブライアン・スタン |
1R 3:53 チキンウィングアームロック |
UFC 97: Redemption |
2009年4月18日
|
○ |
シェイン・プリム |
2R 3:27 チキンウィングアームロック |
The Ultimate Fighter: Team Nogueira vs. Team Mir Finale |
2008年12月13日
|
○ |
マーカス・ヒックス |
1R チキンウィングアームロック |
UCW 11: Hell in the Cage |
2008年4月11日
|
○ |
アレックス・アンドラーデ |
2R 4:46 反則(ローブロー) |
Ring of Combat 18 |
2008年3月7日
|
○ |
ロバート・ヴィレガス |
2R 3:15 失格(試合放棄) |
HDNet Fights: Reckless Abandon |
2007年12月15日
|
× |
ベン・ロズウェル |
1R 0:13 TKO(パンチ連打) |
IFL: 2007 Semifinals |
2007年8月2日
|
× |
リース・アンディ |
4分3R終了 判定1-2 |
IFL: Everett |
2007年6月1日
|
○ |
ダン・クリスティソン |
4分3R終了 判定3-0 |
IFL: Los Angeles |
2007年3月17日
|
× |
マイク・ホワイトヘッド |
4分3R終了 判定0-3 |
IFL: Championship Final |
2006年12月29日
|
○ |
デヴィン・コール |
2R 1:14 腕ひしぎ十字固め |
IFL: Championship SemiFinals |
2006年11月2日
|
○ |
イチョー・ラレナス |
3R TKO(ドクターストップ) |
TKO 27: Reincarnation 【TKO世界ヘビー級タイトルマッチ】 |
2006年9月29日
|
○ |
トム・ハワード |
1R 3:47 TKO(パンチ連打) |
IFL: Portland |
2006年9月9日
|
○ |
ヤン・ペレリン |
1R 1:30 チキンウィングアームロック |
TKO 26: Heatwave |
2006年6月30日
|
× |
ベン・ロズウェル |
1R 3:59 TKO(パンチ連打) |
IFL: Legends Championship 2006 |
2006年4月29日
|
△ |
マイク・カイル |
1R 2:02 テクニカルドロー(サミング) |
Strikeforce: Shamrock vs. Gracie |
2006年3月10日
|
× |
ブライアン・ショール |
3R 3:00 TKO(パンチ連打) |
TKO 24: Eruption |
2006年1月28日
|
× |
マーティン・デジレッツ |
2R 1:30 TKO(ドクターストップ) |
TKO 23: Extreme |
2005年11月5日
|
× |
マット・ホーウィッチ |
2R 0:52 チョークスリーパー |
Freedom Fight: Canada vs. USA |
2005年7月9日
|
○ |
ロン・フィールズ |
1R 2:25 腕ひしぎ十字固め |
Ultimate Cage Wars 2: Caged Inferno |
2005年6月18日
|
○ |
ジェイソン・デイ |
1R 2:08 TKO(パンチ連打) |
Roadhouse Rumble 11 |
2005年4月9日
|
○ |
トロイ・ヘイドリー |
1R TKO(パンチ連打) |
NFA: Super Brawl |
2005年1月29日
|
○ |
クリス・ティール |
1R KO(パンチ連打) |
Ultimate Cage Wars 1 |
2004年10月29日
|
○ |
ワイアット・ルイス |
1R KO(パンチ連打) |
Rage in the Ring 1 |
2004年10月23日
|
○ |
リー・メイン |
2R 2:06 ギブアップ(パンチ連打) |
WFF 7: Professional Shooto |
2004年7月23日
|
× |
クリス・タッチシェラー |
3分3R終了 判定0-3 |
NFA: Title Trials |
2004年6月12日
|
○ |
デニス・ストゥール |
1R TKO(パンチ連打) |
ICC: Trials 2 【ヘビー級王座決定トーナメント 決勝】 |
2004年4月30日
|
○ |
ジャック・バートン |
1R チョークスリーパー |
ICC: Trials 2 【ヘビー級王座決定トーナメント 1回戦】 |
2004年4月30日
|
○ |
マット・ラフロンボイス |
1R 1:14 ギブアップ(パンチ連打) |
Dakota Fighting Championships 1 |
2004年4月17日
|
○ |
カイル・オルセン |
1R 4:55 ギブアップ(疲労) |
NFA: Best Damn Fights |
2004年3月20日
|
○ |
ベン・コネツネク |
1R 0:26 TKO(パンチ連打) |
IFA: Ultimate Trials |
2004年2月27日
|
× |
ジェイソン・デイ |
5分2R終了 判定0-3 |
Roadhouse Rumble 8 |
2003年11月1日
|
○ |
マット・ラフロンボイス |
1R 3:23 ギブアップ(パンチ連打) |
Absolute Ada Fights 4 |
2003年9月13日
|
獲得タイトル
- ICCヘビー級王座(2004年)
- 第3代TKO世界ヘビー級王座(2006年)
表彰
- UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(1回)
- UFC サブミッション・オブ・ザ・ナイト(2回)
出演
映画
脚注
関連項目
外部リンク