クイーンズ・パークFC
クイーンズ・パーク・フットボールクラブ(Queen's Park Football Club)は、スコットランド・グラスゴーに本拠を置くサッカークラブである。2019年11月にプロ化されるまでは、「Ludere Causa Ludendi」(ラテン語「プレーをするためにプレーをする」)のモットーを掲げ[2]、スコティッシュ・プロフェッショナル・フットボールリーグに所属する唯一の完全なアマチュアクラブであった[3][4]。 1867年に創設されたスコットランド最古のサッカークラブであり、イングランドおよびウェールズ域外のクラブとしても最古の歴史を持つ[5]。また、クイーンズ・パークはスコットランドのクラブとして唯一FAカップ決勝に進出したクラブでもある。 ホームグラウンドはスコットランド代表チームもホームとして使用するハムデン・パーク。グラスゴー南東部に位置するこのスタジアムは、UEFAからカテゴリー4の評価を受けている。クイーンズ・パークはここで1893年までに10のタイトルを獲得しており、これはレンジャーズ、セルティックに次ぐ記録である。 歴史1867年7月9日に創立[6]。黎明期のスコットランドサッカーにおいてあらゆる主導的な役割を持ち受け、1872年にイングランド代表と対戦したスコットランド代表は11人全員がクイーンズ・パークの選手で構成されていた。この時のクイーンズ・パークのユニフォーム色がダークブルーであったため、今日までスコットランド代表のユニフォームにはこの色が受け継がれている[7]。1873年にはクイーンズ・パークの主導で他の8クラブと共にスコットランドサッカー協会が設立され、スコティッシュカップの初代王者となった。なお、1870年よりイングランドのFAに加盟していたため、1885年までFAカップにも参加し、1884年、1885年には決勝に進出している。 革新的なパスを繋ぐスタイルで圧倒的な強さを誇ったクイーンズ・パークだったが、プロ化を選択しなかったクラブは20世紀に入ると急速に影響力を無くし、1958年の降格以来トップリーグでクイーンズ・パークの名前を見ることは無くなった。 ライバル同じくグラスゴーを本拠とするセルティックやレンジャーズをライバルとする見方も出来るが、プロ化を否定したクイーンズ・パークとは長らく同ディヴィジョンで対戦することは無く、同じく下位ディヴィジョンで顔を合わせるパーティック・シッスルやクライド、アルビオン・ローヴァーズといったクラブが目下のライバルである。しかしレンジャーズの破産による4部降格により、2012-13シーズンに「オリジナル・グラスゴー・ダービー」が実現した[8]。両者の初対戦は1879年3月のことで、セルティックとレンジャーズによるオールドファームが始まる9年前まで遡る。 獲得タイトル
歴代所属選手→詳細は「Category:クイーンズ・パークFCの選手」を参照
脚注
外部リンク
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