キヤノン EOS-1D(キヤノン・イオスワンディー)は、キヤノン製デジタル一眼レフカメラである。上位機種にフルサイズセンサー搭載のEOS-1Ds、下位機種にEOS 5D、EOS 10D、EOS Kiss デジタルがある。業界でも希少なAPS-HサイズのCMOSセンサーを一貫して搭載している。
なお、ここでは後継機種のEOS-1D MarkII、EOS-1D MarkII N、EOS-1D MarkIII、EOS-1D MarkIVについても取り上げる。
EOS-1D
2001年12月発売。独自開発のCCDと「高性能映像エンジン(後のDIGIC)」を搭載。
主な仕様
連写可能最大枚数
- ^ JPEGラージ(ファイン)、JPEG]ラージ(ノーマル)、JPEGスモール(ファイン)
- ^ RAW+JPEGラージ(ファイン)、RAW+JPEGラージ(ノーマル)、RAW+JPEGスモール(ファイン)
EOS-1D MarkII
2004年4月に発売されたEOS 1Dの後継機。「高性能映像エンジン」の後継であるDIGICIIを採用している。また、この機種からイメージセンサがCCDからCMOSへと変更になった。
主な仕様
撮影素子
|
28.7×19.1mmAPS-HサイズCMOSセンサー自社製
|
有効画素数
|
約820万画素(総画素約850万画素)
|
映像エンジン
|
DIGIC II
|
レンズマウント
|
キヤノンEFマウント
|
フォーカス
|
45点オートフォーカス
|
ISO感度
|
100 - 1600相当、1/3・1段ステップ(3200相当への増感拡張、50相当への減感拡張設定可能)
|
シャッター速度
|
1/8000 - 30秒(1/3段ステップ)、バルブ、 X=1/250秒
|
シャッター
|
電子制御式・フォーカルプレーンシャッター
|
測光方式
|
21分割TTL開放測光(評価測光、部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光)
|
露出補正
|
±3段(1/3ステップ)
|
調光
|
E-TTL自動調光対応
|
ホワイトバランス
|
オート、太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ、マニュアル、色温度数値・直接設定、カスタムホワイトバランス
|
ファインダー視野率
|
上下左右とも約100%
|
ファインダー倍率
|
0.72倍(50mmレンズ・∞・-1dpt)
|
モニタ
|
23万ドット2.0インチTFT液晶モニタ
|
連写枚数
|
約8.5枚/秒(高速連写)、約3枚/秒(低速連写)
|
大きさ
|
156(幅)×157.6(高さ)×79.9(奥行)mm
|
重量
|
1,220g(本体のみ、バッテリー335g)
|
連写可能最大枚数
[1]
EOS-1D MarkIIN
2005年9月に発売されたEOS 1D MarkIIの後継機。
主な仕様
撮影素子
|
28.7×19.1mmAPS-HサイズCMOSセンサー自社製
|
有効画素数
|
約820万画素(総画素約850万画素)
|
映像エンジン
|
DIGIC II
|
レンズマウント
|
キヤノンEFマウント
|
フォーカス
|
45点(全て選択可)オートフォーカス
|
ISO感度
|
100 - 1600相当、1/3・1段ステップ(3200相当への増感拡張、50相当への減感拡張設定可能)
|
シャッター速度
|
1/8000 - 30秒(1/3段、1/2段ステップ)、バルブ、 X=1/250秒
|
シャッター
|
電子制御式フォーカルプレーンシャッター
|
測光方式
|
21分割TTL開放測光(評価測光、部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光)
|
露出補正
|
±3段(1/3ステップ)
|
調光
|
E-TTL自動調光対応
|
ホワイトバランス
|
オート、太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ、マニュアル、色温度数値・直接設定、カスタムホワイトバランス
|
ファインダー視野率
|
上下左右とも約100%
|
ファインダー倍率
|
0.72倍(50mmレンズ・∞・-1dpt)
|
モニタ
|
23万ドット2.5インチTFT液晶モニタ
|
連写枚数
|
約8.5枚/秒(高速連写)、約3枚/秒(低速連写)
|
大きさ
|
156(幅)×157.6(高さ)×79.9(奥行)mm
|
重量
|
1,220g(本体のみ、バッテリー335g)
|
連写可能最大枚数
[1]
EOS-1D MarkIII
2007年5月発売の1D MarkIINの後継機。1Dシリーズとして初めて映像エンジンをデュアル搭載した。(Dual DiGiCⅢ)
主な仕様
撮影素子
|
28.1×18.7mmAPS-HサイズCMOSセンサー自社製
|
有効画素数
|
約1,010万画素(総画素約1,070万画素)
|
映像エンジン
|
DIGIC III(デュアル)
|
レンズマウント
|
キヤノンEFマウント
|
フォーカス
|
45点(19点クロス、26点アシスト)19点のみ選択可オートフォーカス
|
ISO感度
|
100 - 3200相当、1/3・1段ステップ(6400相当への増感拡張、50相当への減感拡張設定可能)
|
シャッター速度
|
1/8000 - 30秒、バルブ、X=1/300秒(EOS用スピードライト使用時)
|
シャッター
|
電子制御式フォーカルプレーンシャッター
|
測光方式
|
63分割TTL開放測光(評価測光、部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光)
|
露出補正
|
±3段(1/3、1/2段ステップ)
|
調光
|
E-TTL自動調光対応
|
ホワイトバランス
|
オート、太陽光、日陰、くもり、電球、蛍光灯、ストロボ、マニュアル、色温度指定、カスタムホワイトバランス
|
ファインダー視野率
|
上下左右とも約100%
|
ファインダー倍率
|
0.76倍(50mmレンズ・∞・-1dpt)
|
モニタ
|
23万ドット3.0インチTFT液晶モニタ
|
連写枚数
|
約10枚/秒(高速連写)、約3枚/秒(低速連写)[III 1]※ただし、AFモードにより変動
|
大きさ
|
156(幅)×156.6(高さ)×79.9(奥行)mm
|
重量
|
1,155g(本体のみ、バッテリー180g)
|
連写可能最大枚数
[1]※ただし、ISO感度・AFモードにより変動。JPEG-Large画質10の場合、ISO感度によって変動するが、多くても70枚である(UHS-1カード時)
- ^ 1枚/秒から10枚/秒の間でカスタムが可能
- ^ JPEGラージ
- ^ RAWラージ+JPEGラージ
EOS-1D MarkIV
2009年12月26日発売の1D MarkIIIの後継機。1Dシリーズとして初めて動画撮影に対応。
主な仕様
連写可能最大枚数
[1]
主な仕様(動画)
映像記録方式
|
MPEG-4 AVC/H.264 可変(平均)ビットレート方式
|
音声記録方式
|
リニアPCM
|
測光方式
|
評価測光、中央部重点平均測光
|
ISO感度
|
100 - 12800相当、1/3・1段ステップ(102400相当への増感拡張設定可能)
|
録音
|
内蔵モノラルマイク(外部ステレオマイク端子装備)
|
ファイルサイズ
- ^ 1枚/秒から10枚/秒の間でカスタムが可能
- ^ JPEGラージ。括弧内はUltra DMA(UDMA)モード6対応カード使用時。
- ^ 括弧内はUltra DMA(UDMA)モード6対応カード使用時。
- ^ RAWラージ+JPEGラージ。括弧内はUltra DMA(UDMA)モード6対応カード使用時。
- ^ 1920×1080(30p・25p・24p)、1280×720(60p・50p)
- ^ 640×480(60p・50p)
脚注
- ^ a b c d JPEGは、画質は8、ISO100、ピクチャースタイル:スタンダードで撮影したもの
参考文献
関連項目
外部リンク