キャロライン・ジャン
キャロライン・"ユェンユェン"・"ジャン(キャロライン・ザン、英語: Caroline Zhang, 中国語: 张圆圆,1993年5月20日[1] - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン出身の女性フィギュアスケート選手。中国系アメリカ人。 2010年・2012年四大陸選手権3位、2009年全米選手権3位、2007年GPファイナル4位、2007年世界ジュニア選手権優勝、2006年JGPファイナル優勝。 人物ボストン生まれ、カリフォルニア育ちの中国系アメリカ人二世[1]。両親は武漢市出身で、姉は中国生まれである。 趣味はヴァイオリン・ピアノ・絵画・クラシックバレエ。また、大変な読書家でもあり、彼女が6年生の時の先生が、「彼女に罰を与える最もよい方法は本を取り上げることだ」とよく言っていたという逸話もある。好きな食べ物はブルーベリー。 憧れのフィギュアスケート選手はミシェル・クワンで、彼女と同じ年齢で世界ジュニア選手権の優勝を果たしたことを誇りに思っている。また、練習拠点はクワン家が所有するアイスリンクである。 2016年4月5日、グラント・ホッホスタインと婚約した[2]。 経歴5歳のころ、テレビで見たのをきっかけにフィギュアスケートを始めた。 2005-2006シーズン、12歳で全米選手権(ジュニアクラス)に初出場、8位入賞。翌2006-2007シーズン、ISUジュニアグランプリに参戦、JGPメキシコ杯、JGP台湾杯、JGPファイナルの全3戦において、SP、FSともに1位となり、完全優勝を果たした。 2007年の全米選手権のジュニアクラスでは優勝が確実視されていたものの、長洲未来に敗れて2位。世界ジュニア選手権では長洲を抑えて、初出場初優勝。このシーズンの国際大会完全制覇を達成した。 ![]() 2007-2008シーズンから本格的にシニア参戦。2007年10月、日米対抗フィギュア参戦のため初来日し、アメリカ女子の団体優勝に貢献、個人成績では2位。初参加のグランプリシリーズでは、初戦のスケートアメリカで3位、第2戦の中国杯では2位となり、グランプリファイナルの出場権を獲得。グランプリファイナルではSP、FSともに自己最高得点を更新し4位となった。2008年、全米選手権のシニアクラスに初出場し4位。2年連続で出場した世界ジュニア選手権では2位入賞を果たした。 2009-2010シーズン、全米選手権では11位と沈んだものの、四大陸選手権では前年から1つ順位を上げ、表彰台に上った。 2011年の1月にコーチをピーター・オペガードに変更。 2011-2012シーズン、全米選手権では3回転ループ-3回転ループのコンビネーションをSPから組み込んできて3位、FSでは4位となったものの3年ぶりに全米選手権の表彰台に上った。四大陸選手権ではFSのパーソナルベストを更新する会心の出来で、2年ぶりの銅メダルを獲得した。 2015年3月3日、先天的な股関節の欠陥と股関節インピンジメントの手術を行った。骨盤を切り離し横にずらすことによって、寛骨臼が大腿骨の骨頭を覆うように調整するものだという。怪我の回復には9ヶ月から12ヶ月を要するため、2015-2016シーズンの試合は欠場する[3]。 技術・演技アクセルを除く5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができ、 3回転フリップ-3回転トウループのコンビネーションジャンプも得意。しかし、本来的にトウ系ジャンプが苦手で[4]、ルッツは踏み切りがインサイドになってしまうため、エラーエッジ判定を受けて減点されている[1]。 驚異的な柔軟性の持ち主で、背中を大きく反らしたパールスピンと呼ばれる変形ビールマンスピンや、180度開脚してのスパイラルシークエンスが高い評価を得ている[1]。 主な戦績
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プログラム使用曲
脚注
外部リンク |
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