キャプテンハウスとは、かつて栃木県宇都宮市に本社を置いていた日本のコンビニエンスストアチェーンである。
概要
北関東を中心にボランタリー・チェーンとして展開していた。その為、酒屋からの業態転換店が多かった。
1983年に宇都宮市のキャプテンハウスジャパンが展開を開始した[1]。1985年5月には、宮城県大崎市に本部を置くリトルスターと業務提携を結んでいる[2]。1988年1月の加盟店数は、86店舗でうち24店舗は生鮮食品がメインのミニスーパー「スパンショップ」である[1]。1993年には栃木県内に約80店舗を展開していたが[3]、その後ローソンなどが栃木県へ進出し、1996年には53店舗[4]にまで減少した。その後本部も倒産したため、多くの店舗が閉店したが、2019年時点でも数店舗が残っている[5]。
沿革
特徴
道路に面したたばこの販売窓口、窓際に並んだ豊富な雑誌と酒屋ルーツならではの充実の酒類ラインナップなどといったコンビニではあまり見られない特色が多い[7]。
脚注
- ^ a b c 『日経流通新聞』1988年1月28日。
- ^ “コンビニ業界、再編の兆し、相次ぐ提携合併--生き残りへ本部機能強化”. 日本流通新聞. (1985年9月16日)
- ^ 「ダイエーCVS、栃木県内で「ローソン」を本格展開。唯一の空白埋める」『日本食糧新聞』1993年2月10日。2020年7月15日閲覧。
- ^ a b 「小売ネットワーク「VMN」順調に組織拡大進む 全日食チェーン・田中彰社長に聞く」『日本食糧新聞』1996年8月12日。2020年7月15日閲覧。
- ^ 辰井裕紀 (2019年4月10日). “「もう消えたはずのコンビニチェーン」を守る店をめぐった”. デイリーポータルZ. 2020年7月15日閲覧。
- ^ 「ボランタリーM・Nがメンバー店で「CP21」実験開始」『日本食糧新聞』1999年9月3日。2020年7月15日閲覧。
- ^ “『#448 マイナーコンビニ 「キャプテンハウス」第1号店』”. 関東土木保安協会. 2020年1月12日閲覧。