キトゥンズジョイ
キトゥンズジョイ (Kitten's Joy) は、アメリカ合衆国の競走馬、種牡馬である。2004年のエクリプス賞最優秀芝牡馬[2]。種牡馬としても成功し、2013年・2018年には北米リーディングサイアーに輝いている[3]。 戦績デビューから2戦はダート競走を使われるが、5着、2着に終わる。初芝となった3戦目に4馬身半差で圧勝し、以後芝路線を歩む。3歳時にはGI2勝(セクレタリアトステークス、ターフクラシック招待ステークス)を含む重賞6勝を挙げたが、ブリーダーズカップターフでは最低人気ベタートークナウの激走の前に2着に惜敗した[4]。 ブリーダーズカップ・ターフ後に左脚の骨片除去の手術を受け、2005年7月に古馬初戦を迎えた。復帰2戦目でアーリントンミリオン2着に敗れた後、左脚球節を痛めていることが判明し、現役を引退した[5]。通算成績は14戦9勝。芝では12戦9勝2着3回と一度も連対を外していない[2]。 競走成績以下の内容は、EQUIBASEの情報[2]に基づく。
種牡馬入り後2006年からオーナーブリーダーのラムジー夫妻所有のままラムジー・ファーム(Ramsey Farm)で種牡馬入り。初年度の種付け料は2万5,000ドルだった[6]。産駒は主に芝で活躍し、2013年 - 2018年まで6年連続で北米の芝リーディングサイアーを獲得した。2013年・2018年には北米リーディングサイアーに輝いている[3]。2014年には種付け料が10万ドルまで上昇した。活躍馬の多くはラムジー夫妻の所有馬であり、半ばプライベート種牡馬の要素もあった。2018年からはケンタッキー州のヒルンデイルファーム(Hill 'N Dale Farms)に所有権の一部が譲渡され、種付け相手の多様化を図るために種付け料を6万ドルに引き下げたうえで同ファームで供用されることになった[7]。 近年は米国のみならず欧州でも活躍馬が出ている[8]。日本に輸入された産駒の中からも、ダッシングブレイズやジャンダルムといった重賞勝ち馬が出ており、2022年にはジャンダルムがスプリンターズステークスを勝利して日本G1初勝利を果たした。 代表産駒
日本太字はGI競走を示す 母の父としての主な産駒
血統表
参考
外部リンク
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