カーウイングスカーウイングス (CARWINGS) とは、日産自動車が提供するテレマティクスサービス。 日産自動車の標準カーナビに携帯電話をつないでネットワークに接続し、様々なサービスを利用できる(ただし、携帯電話によっては適合しない)。オペレータボタンを押してオペレータと話すことで、ナビの目的地設定や情報チャンネルのダウンロードができる。情報チャンネル(Auto DJ)では、複数のチャンネルが用意され、必要な情報が入手できる。 車版Web2.0を標榜しているが、WebブラウザやHTTPクライアントを実装しているわけではない。 沿革
サービス受けられるサービスは、カーナビの世代ごとに異なる。 最速ルート(オンデマンドVICS)リアルタイムの渋滞情報を考慮した上で最短時間のルートを設定してくれるサービス。 名称は「最速」ルートとなっているが実態は「最短時間」ルートであり、道路が渋滞している場合でも回避しない方が到着時間が早くなるのであれば、渋滞を通るようにルート設定される。 オペレータサービスカーナビのオペレータボタンを押すことによって、センターに電話がつながり、口頭でナビの目的地設定を頼むことができるサービス。24時間、年中無休である。 目的地設定以外にも、交通情報や天気情報のダウンロード、レストラン検索などをオペレータに頼むことができる。 機械による応答ではないため、様々なリクエストを受けやすいという利点がある。 情報チャンネル(AutoDJ)交通情報や天気情報、占い、プロ野球速報など様々な情報をナビにダウンロードできるサービス。 ダウンロードした文章は、ナビが自動で読上げてくれる (TTS) 。2006年9月20日より、カーウイングスホームページ上にて、RSSサイトのURLを登録することで、登録したRSSをダウンロードし読み上げを行う「インターネット情報チャンネル」サービスを開始した。 プローブ交通情報配信各車載機から走行情報を収集して、情報を整理し、情報提供するサービス。スマートループとの交通情報共有が行われており、ディーラーオプションである、日産オリジナルナビゲーションで、本サービスを利用するための専用機器は、パイオニア製である。 この街ガイド2006年11月から始まったサービス。自車位置周辺の施設情報のダウンロードし音声案内をおこなう。ダウンロードした施設に近づくことで自動的に施設の紹介を音声案内する。カーウィングスHDDナビ搭載。 おまかせ再生2006年11月から始まったサービス。上記サービスを場所や時間に応じて自動的に提供する。カーウィングスHDDナビ搭載。 SNS連携2013年5月発売の機種から対応。Twitterの情報を受信し、読み上げるほか、チェックイン情報を簡単操作で目的地に設定できる。 Gmail連携/Googleカレンダー連携2013年5月発売の機種から対応。自分のGmailアドレスに送られてきたメールを表示、読み上げる。カレンダー連携も同様に、音声での確認が可能。 料金カーウィングスナビ、NissanConnectカーウィングスナビの場合当初、新車登録後3年間無料だったが、2008年4月からはオペレータサービス以外は永年無料になった。オペレータサービスは有料で年額3,240円(税別)で申し込みできる。ただしこれとは別に、携帯電話の通信料がかかる。ワイモバイルが同サービス向けに専用定額サービス「カーナビ専用サービス for CARWINGS」を提供している。ソフトバンクモバイルでは2010年1月以降、通常のパケット料金に月額210円でカーナビとの通信に限り定額制となる「カーナビプラン」を採用すると発表し、カーウィングスもこの対象となっている。また、KDDI(au)も本サービス及びG-BOOKに対応する、同様の「カーナビ用料金オプション」を2010年6月1日より開始している。 ディーラーオプション・日産オリジナルナビゲーションの場合ディーラーオプションのナビでは、専用の通信アダプタとセットで、10年間の通信料がついており、10年使い放題となっている。また、機種によっては1年間オペレータサービスが無料でついてくることがある。 対応車種日産のほとんどの車(一部商用車・トラックを除く)に標準もしくはメーカー、ディーラーオプションで設定されている対応ナビゲーション、ディーラーオプションの日産オリジナルナビゲーションで利用可能。ただし、車種及びナビゲーションによって使用できる機能は異なる。また、スズキの一部車種(エスクード等)にも採用されている。 2008年9月からは三洋電機のナビ、ゴリラの一部機種にも搭載が開始されたが、現在は生産終了している。 アプリサービス専用スマートフォンアプリを提供[2]
脚注注釈
出典
外部リンク |
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