株式会社カンノ製作所(カンノせいさくしょ)は、福岡県北九州市小倉北区に本社を置く、通信機器システム等を扱う会社である。
主に鉄道関連の機器を取り扱う会社で、発車メロディや発車ベル装置、駅構内への放送装置、風速監視装置などを製作している。オーディオ機器の製作も過去行っており、愛好家を対象とした真空管アンプ・オーディオトランスなどの商品も製作していた。
沿革
発車メロディ
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 正式な曲名は公式で発表されているものがないため、有志による以下のような整理番号で呼ばれている。
- 近郊地域13番:西川越駅~武蔵高萩駅などで使用されていた。音色違いも存在していた。
- 近郊地域14番:西川越駅~武蔵高萩駅などで使用されていた。音色違いも存在していた。
- 近郊地域15番:府中本町駅や甲府駅などで使用されていた。甲府駅を最後に消滅。
- 近郊地域16番:府中本町駅や甲府駅など使用されていた。甲府駅を最後に消滅。
- 長野1番:下諏訪駅のみで使用。
- 長野2番:今井駅や軽井沢駅(しなの鉄道)などで使用。
- 府中本町1番:現在不使用。府中本町駅で使われていた。また、短縮版が青梅線などで接近メロディとして使われていた。
- 府中本町2番:JR東日本では、現在不使用。府中本町駅で使われていた。土佐くろしお鉄道の中村駅、宿毛駅で現在も発車メロディとして使われている。
- 西武鉄道 - 1994年1月号の月報誌『西武鉄道かわら版』で主要駅のそれまでの発車ブザーに代わり導入されることが発表され、同年2月の所沢駅を皮切りに、かつては主要駅の多くでカンノ製作所の発車メロディを50種類という多数を採用していた。後に線区ごとに統一したメロディを導入した。
到着メロディ
上記のほか、九州旅客鉄道(JR九州)主要駅の案内放送や、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線、神戸新交通、愛知環状鉄道の一部、北越急行ほくほく線の接近メロディにも使用されている。愛知環状鉄道ではそれまで未導入であった曲が多数使用された。
脚注
関連項目
外部リンク
- カンノ製作所 公式サイト