カブキマン
『カブキマン』(原題:Sgt. Kabukiman N.Y.P.D.)は、ロイド・カウフマンとマイケル・ハーツが監督し、1990年にトロマ・エンターテインメントが配給したアクションコメディ映画。 あらすじニューヨーク市警の巡査部長ハリー・グリスウォルドは歌舞伎の演劇に立ち寄ると、演劇中に銃で歌舞伎役者を襲撃するテロが勃発してしまう。その後の銃撃戦で、ハリーは死にゆく役者の一人に強引にキスされ、無意識のうちに歌舞伎の力を得る。ハリーはそれによって、カラフルな服を着たドタバタ調スーパーヒーローであるカブキマンに変身する事ができるようになった。カブキマンは飛行能力を使い、箸や寿司などの日本をモチーフにしたユニークな武器で悪を裁く。 美女ロータスの助けを借りて、ニューヨークに蔓延る犯罪を次々と撲滅していくのだった。極悪人ビジネスマンのレジナルド・スチュアートは野望とカブキマンを葬るため、世界を奴隷にすることができる力を秘めた邪悪な悪魔を召喚しようと目論む。 キャスト
制作悪魔の毒々モンスター東京へ行くなど日本で悪魔の毒々モンスターシリーズが大ヒットを受けた事により、カウフマンとハ―ツは藤村哲哉との関係で交渉できたナムコの中村雅哉から、歌舞伎をテーマにしたヒーロー映画の製作が依頼された。ナムコはプロデューサーになり、トロマに製作するための150万ドルの予算を与えた。 クリエイティブの違いが最初から製作を悩ませた。ナムコとハーツは子供向けの映画を望んでいたが、カウフマンは通常のトロマ風のセックスと暴力のスタイルを望んでいた。フィルムは最終的にPG-13とR定格の両方のバージョンにカットされた。[1] 備考本作はピエロの衣装を着たハリー・グリスウォルドを数人のギャングが追いかけるカーチェイスシーンでフォードサンダーバードが別の車両に衝突し、空中で30フィート逆さまに反転して着陸して何故か爆発する場面がある。5年後、トロメオ&ジュリエットのシーンでまったく同じフッテージが使用された。これは費用対効果が高いだけでなく、カブキマンがまだビデオで話題にされていなかったため再利用された。 明らかに辻褄が合わないにもかかわらず、トロマはテラー・ファーマー、悪魔の毒々モンスター 新世紀絶叫バトル、チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット、リターン・トゥ・悪魔の毒々ハイスクール Vol.1など、それぞれの映画にも同じ映像を冗談めかして使いまわしている。 Twisted Pixel Gamesによって開発された2011年のXbox kinectビデオゲーム、ガンスリンガー の最後に(ロイド・カウフマンのカメオと共に)ゲスト登場する。 1990年のビデオ映画で登場以来、カブキマンはトロマ作品に何度か出演し、毒々モンスターに次ぐ、同社の看板マスコットの1つになっている。悪魔の毒々モンスター 新世紀絶叫バトルにゲスト出演、2002年にMobyのミュージックビデオ「WeAre All Made of Stars」に、毒々モンスターとともに出演し、2015年にはYouTubeチャンネルのTromaMovies のトークショー「Kabukiman'sCocktail Corner」なるコーナーを担当するなど活躍している。 出典
外部リンク
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