カシギアングイト
カシギアングイト(グリーンランド語: Qasigiannguit、デンマーク名はクリスチャンスホーブ (Christianshåb))は、グリーンランド西部のケケタリク自治体にある町。ディスコ湾の南東に位置する。人口は1,253人(2010年時点)で[1]、グリーンランドで12番目に大きい町となっている。エビやオヒョウ漁が基幹産業である。 歴史カシギアングイトの町は1734年に建設された。同年7月25日に宣教師ポール・エゲデがクリスチャンスホーブ植民地に建てた家がグリーンランド最古の木造住宅とされる[2]。強風のため1806年に現在の場所に移築され、1997年に博物館に改装された。1999年夏には先史時代の考古学的史料が博物館に寄贈された[3]。2018年1月1日、行政区画の改編により旧カースートスップ自治体からケケタリク自治体へ管轄が移行[4]。 交通航空冬季にはエア・グリーンランドがイルリサット、ケケルタルスアーク、アシアートの各ヘリポートとの間に便を飛ばす[5]。 船舶ディスコ湾が航行可能になる夏季、秋季にはディスコラインが湾内の各村落を巡航している[6]。カシギアングイトとイルリサート、アシアート、イカミュート、アクナーク、ケケルタルスアークをむすぶフェリーもある。 人口2010年の人口は1,253人で、ケケタリク自治体の町としては4番目に大きい[7]。しかし、1990年と比べると22%、2000年から11%近く減少した[7]。 脚注
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