オリバー・ドレイク (野球)
オリバー・ガードナー・ドレイク(Oliver Gardner Drake, 1987年1月13日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウースター出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。愛称はブッコ(Bucko)[1]。 MLB史上初めて1シーズンに異なる5球団でプレーした選手としても知られる。 経歴プロ入りとオリオールズ時代![]() (2015年10月3日) アメリカ海軍兵学校の出身であり、5年間の兵役義務が生じる直前の2008年、MLBドラフト43巡目(全体1286位)でボルチモア・オリオールズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・オリオールズでプロデビュー。A-級アバディーン・アイアンバーズでもプレーし、2球団合計で12試合に登板して1勝0敗1セーブ、防御率0.82、24奪三振を記録した。 2009年はA級デルマーバ・ショアバーズでプレーし、25試合(先発24試合)に登板して8勝9敗、防御率4.34、104奪三振を記録した。 2010年はA+級フレデリック・キーズでプレーし、24試合(先発21試合)に登板して6勝6敗、防御率4.36、100奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。 2011年はA+級フレデリック、AA級ボウイ・ベイソックス、AAA級ノーフォーク・タイズでプレーし、3球団合計で27試合(先発25試合)に登板して11勝8敗、防御率3.32、122奪三振を記録した。 2012年はAA級ボウイでプレーしたが、前年オフに行った肩の手術のため3試合の登板にとどまった[2]。 2013年もAA級ボウイでプレーし、19試合に登板して3勝0敗8セーブ、防御率1.74、38奪三振を記録した。 2014年もAA級ボウイでプレーし、50試合に登板して2勝4敗31セーブ、防御率3.08、71奪三振を記録した。オフの11月18日に40人枠入りした[3]。 2015年は開幕をAAA級ノーフォークで迎え、5月23日にメジャー初昇格を果たし、同日のマイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビュー[4]。背番号は71。この年メジャーでは13試合に登板して防御率2.87、17奪三振を記録した。 2016年は14試合に登板して1勝0敗、防御率4.00、21奪三振を記録した。 ブルワーズ時代2017年4月14日に後日発表選手または金銭とのトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[6]。背番号は51。 インディアンス時代2018年5月5日に金銭トレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した[8]。背番号は46。だが、4試合に登板して防御率12.46と振るわず、5月26日にDFAとなった[9]。 エンゼルス時代2018年5月31日にウェイバー公示を経てロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[10]。背番号は36。だが、エンゼルスでも4試合に登板して防御率10.13と振るわず、6月16日にDFA[11]、19日にマイナー契約で傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズへ配属された[5]。7月6日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[12]。7月23日にDFAとなった[13]。 ブルージェイズ時代2018年7月26日にウェイバー公示を経てトロント・ブルージェイズへ移籍した[5]。背番号はインディアンス時代と同じ46。しかし、ブルージェイズでも2試合に登板して防御率16.20と結果を残せず、7月30日にDFAとなった[14]。 ツインズ時代2018年8月3日にウェイバー公示を経てミネソタ・ツインズへ移籍した[15]。背番号は32。翌4日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦にて移籍後初登板し、これにより、MLB史上初めて1シーズンに5球団でプレーした選手となった[16]。この年プレーした5球団合計では44試合に登板して1勝1敗、防御率5.29、51奪三振を記録した。 レイズ時代2018年シーズン後の11月1日にウェイバー公示を経てタンパベイ・レイズへ移籍した[17]が、20日にDFAとなった[18]。 その後、11月26日にウェイバー公示を経てブルージェイズへ移籍した[19]が、ここでも12月30日にDFAとなった[20]。 年が明けた2019年1月4日に金銭トレードで、再びレイズへ移籍する[21]も、18日にアビサイル・ガルシアの加入に伴ってDFAとなった[22]。その後、1月24日にマイナー契約で傘下のAAA級ダーラム・ブルズへ配属された[5]。シーズン開幕からAAA級ダーラムでプレーし、5月26日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[23]。この年は50試合に登板して5勝2敗2セーブ、防御率3.21、70奪三振を記録した。 2020年は11試合に登板して0勝2敗2セーブ、防御率5.73、7奪三振を記録した。10月11日にDFAとなり[24]、14日にFAとなった[25]が、2021年2月17日にレイズと1年77万5000ドルで再契約した[26]。オプションとしてメジャーのロースターに50日以上名を連ねた場合32万5000ドルの出来高が含まれる。 2021年はスプリングトレーニング中に肘を痛めて60日間の故障者リスト入りし[27]、この年はメジャー及びマイナーともに登板が無く全休した。オフの11月5日にFAとなった[28]。 投球スタイル速球は最速93mph(約150km/h)程度だが、スプリッターとのコンビネーションで三振を奪う[29]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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