オスカー・コラス
オスカー・ルイス・コラス・レオン(Oscar Luis Colas Leon, 1998年9月17日 - )は、キューバ・サンティアーゴ・デ・クーバ州出身のプロ野球選手(外野手)。左投左打。MLBのシカゴ・ホワイトソックス所属。 経歴キューバ時代2015年8月28日から日本で開催された2015 WBSC U-18ワールドカップにおいて、キューバ代表として、投手登録ながら4番指名打者で5試合に出場。打率.368(19打数7安打)、6打点の成績を挙げた[1]。 2016年からセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルのアビスパス・デ・サンティアーゴ・デ・クーバに所属。23試合で打率.278、4本塁打、11打点の成績を残した[1]。 ソフトバンク時代2017年5月10日に福岡ソフトバンクホークスへの派遣が発表され[2]、5月23日に同期入団のリバン・モイネロと共に入団会見に臨んだ[3]。背番号は144。 三軍戦において、野手として40試合に出場し、打率.245、4本塁打、16打点の成績を残す[4]。投手としては9試合に登板、11回2/3を投げ、防御率1.14だった[5]。8月29日に行われたウエスタン・リーグの対オリックス・バファローズ戦において、二軍公式戦初出場・初安打を記録した[6]。 2018年は野手に専念。二軍公式戦では55試合に出場し、打率.212、7本塁打、22打点を記録し[7]、三軍戦においては50試合に出場し、打率.252、3本塁打、5盗塁、23打点を記録する[8]。 2019年も引き続き野手に専念し、前半戦47試合で打率.296、9本塁打、36打点の好成績をマーク。ウエスタン・リーグの各打撃成績で上位に入る成績を残し、6月24日に球団から支配下登録に移行することが発表された。背番号は46に変更となった。8月18日に1軍に登録されると、その日の対西武戦にて7番・右翼手で出場。2回裏のプロ初打席で、十亀剣の投じた初球を右中間スタンドにプロ野球史上9人目となる『プロ初打席・初球本塁打』を放った[9]。 2020年1月3日にMLBとの契約を目指して亡命した[10]。NPB球団の契約下にある選手が亡命のために無断で失踪した事例は初めてといわれる[11]。そのため契約更新は出来ておらず、1月28日にソフトバンクから発表された支配下登録選手公示の中に名前は掲載されなかった。その後、2月19日付でNPBから制限選手として公示[12]。本人は契約無効を主張している[13]。12月2日、ソフトバンクは制限選手としていたが、保留選手から外し、自由契約とした[14]。 ホワイトソックス傘下時代2022年1月26日、MLBのシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ[15]。なお契約後は野手に専念することになった。開幕は傘下A+級ウィンストン-セーラム・ダッシュで迎え[16]、7月7日にはオールスター・フューチャーズゲームに出場[16][17]。7月12日にはAA級バーミングハム・バロンズに昇格した[16]。ここでも好成績を残し、9月20日にはAAA級シャーロット・ナイツに昇格した[16]。最終的にマイナー3球団合計で117試合に出場し、打率.314、23本塁打、79打点の成績を残した[16]。 ホワイトソックス時代2023年3月30日、対ヒューストン・アストロズ戦(ミニッツメイド・パーク)で7回表に代打でメジャーデビューを果たし、MLB初安打を記録した[18]。 選手としての特徴野手としては外野と一塁を守る長距離打者。フリー打撃では飛距離140メートルの打球を放つ。投手としては最速148km/hのストレートをもつ二刀流。新聞等では「キューバの大谷」と評される[19]。 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
記録
背番号
代表歴脚注
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia