エレン・プリース
エレン・プリース(Ellen Juliette Collin Price de Plane、Ellen Priceとしてよく知られる。1878年6月21日 - 1968年3月4日)は、デンマークのバレエダンサー・女優。人魚姫の像のモデルでもある。 経歴父Andreas Nicolai Carl Price (1839–1909) および母Helga Collin (1841–1918)[2]は王立劇場のバレエダンサーである。父の従姉妹Juliette Price(1831–1906)はプリマ・バレリーナである。その他、一族には多数の俳優やミュージシャンがいる[3]。 1878年6月21日、デンマーク首都地域ヘルシンゲル・コムーネヘルシンゲル郊外のSnekkerstenに生まれる[4]。 1889 - 1895年、王立コペンハーゲンバレエ団の学生(Elevin)となり、訓練を受ける。 1895年5月28日、王立コペンハーゲンバレエ団の舞台でデビュー(Windowにてパ・ド・トロワ。作曲:ハンス・クリスチャン・ロンビ。振付:オーギュスト・ブルノンヴィル)。 1903年、王立コペンハーゲンバレエ団のプリマ・バレリーナになる[3]。ラ・シルフィード[2]、シンデレラ、人魚姫などを演じる。 人魚姫を演じたことで彼女は予想外の栄誉を手にする。ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作のThe Little Mermaid(音楽:Fini Henriques[4]、振付:Hans Beck (1861–1952))[5]が1909年に上演されると、観客の一人カール・ヤコブセンは強く感銘を受けた。彼は醸造家で美術品愛好家なのだが、彫刻家のエドヴァルド・エリクセンに人魚姫の像の制作を依頼する[6]。エレンは一旦は人魚姫のモデルになることを引き受けたが、ヌードでポーズを取ることは断った(後に、「王立劇場のプリマは美術品のモデルではない」と発言している[7])。人魚姫の胴体は彫刻家の妻エリーネ・エリクセンがモデルとなっている[8]。1913年8月23日、人魚姫の像は公開され、醸造家からコペンハーゲン市に寄贈された。 1913年まで王立コペンハーゲンバレエ団に所属したのち、エレンは女優のキャリアを追求する。中央ユラン地域オーフス・コムーネオーフスの劇場に出演する(1915年まで[2])ほか、短編ドキュメント映画に出演。 1968年3月4日、デンマーク首都地域ブランビュー・コムーネ[9]にて死去[4]。デンマーク首都地域ボーンホルム・コムーネGudhjemに埋葬される[2]。 フィルモグラフィ
私生活1902年6月3日、ジャーナリストのJean Louis Eugène Etienne Xavier de Planeと結婚。一人の子を儲ける。1911年、離婚。 1919年8月5日、俳優のAage Coldingと結婚。1921年9月27日、コルディング死去。 1932年2月11日、最初の夫と再婚。3回目にして最後の結婚は1945年8月25日、夫の死去により終わる[1]。 出典
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