エリン・モリアーティ

エリン・モリアーティ
Erin Moriarty
Erin Moriarty
生年月日 (1994-06-24) 1994年6月24日(30歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 女優
活動期間 2010年 - 現在
主な作品
ジェシカ・ジョーンズ
クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅
ザ・ボーイズ
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エリン・モリアーティ(Erin Moriarty、1994年6月24日 - [1][2])は、アメリカ合衆国女優。同名のコミックシリーズに基づいたAmazonプライム・ビデオシリーズ『ザ・ボーイズ』(2019年 - 現在)でのアニー・ジャニュアリー/スターライト役で有名。

『ザ・ボーイズ』以前には、Netflixの『ジェシカ・ジョーンズ』(2015年)、HBOの『TRUE DETECTIVE』(2014年)、ABCの『Red Widow』(2013年)で注目すべき役を演じた。テレビ以外では、評価の高いインディペンデント映画『キングス・オブ・サマー』や『はじまりへの旅』などに出演している。

来歴

ニューヨーク州ニューヨークで生まれ育つ[3]。11歳から演技を始め、2005年のコミュニティシアターでの作品『アニー』で主演のアニーを演じた[4][5]。高校を卒業すると、演技を追求するために大学への進学を延期した。

キャリア

プロの役者としての最初の役は、テレビシリーズ『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』や『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』でのティーンエイジャー役であった。初めて重要な役を演じたのは、2012年のコメディ映画『エイリアン バスターズ』で、ヴィンス・ヴォーンの娘役であった[6]。また、2013年のインディーズコメディ映画『キングス・オブ・サマー』ではニック・ロビンソンが演じたキャラクターの想い人であるケリーとして出演し、[7][8]ABCのドラマシリーズ『Red Widow』では主人公の娘であるナタリーを演じた[1]

その後、2013年に公開されたSF映画『アフター・ザ・ダーク』で脇役を演じ、『TRUE DETECTIVE』の第1シーズンではウディ・ハレルソン演じるキャラクターの問題を抱える子どもオードリー・ハートを演じた[9][10]

2014年9月には、IndieWireによって20歳未満で最高の俳優の1人に選ばれた[11]

2015年2月、Netflixの『ジェシカ・ジョーンズ』にメインキャストとして参加したことが発表された[12]。2015年11月に配信された第1シーズンで、困難な生活を送っている大学生のホープを演じた[13]

2016年、メル・ギブソン主演の映画『ブラッド・ファーザー』に出演した[14]。ギブソンの娘役として彼女は、ニューヨーク・タイムズのマノーラ・ダージス[15]や、TheWrapのアロンソ・ダーオールド[16]バラエティオーウェン・グレイバーマン[17]といった批評家からは高い評価を受けたが、The A.V. Clubのイグナティー・ビッシュネベッツキーは彼女を説得力がないとし[18]デイリーニューズのアレン・サルキンは、ギブソンやウィリアム・H・メイシーといった俳優陣に比べると見劣りすると評価した[19]。その年の後半には、ホラー映画『Within』に出演した。絶賛された映画『はじまりへの旅』ではジョージ・マッケイ演じる登場人物の想い人を演じた[20]。この映画では、全米映画俳優組合賞キャスト賞にノミネートされた。

2016年6月、ダニカ・ヤロシュやヘレン・ハントとともに、LDエンターテインメントの長編映画『ザ・ミラクル・シーズン』の主役に抜擢された[10]。この映画は2018年に公開された。また、2018年には、映画『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』に出演した。2018年後半、自動車の大立者ジョン・デロリアンを逮捕したおとり捜査を中心とした映画『ジョン・デロリアン』に出演した。この映画は、2017年にハリケーン・マリア襲来中のプエルトリコで撮影され、2018年のヴェネツィア国際映画祭で初公開された[21]

2017年12月、ガース・エニスとダリック・ロバートソンが描く同名のコミックシリーズのアマゾン・スタジオによる実写化作品『ザ・ボーイズ』でアニー・ジャニュアリー/スターライト役としての参加が発表された[22]。第1シーズンは2019年7月に公開された[23]。第2シーズンは2020年9月から公開され、第3シーズンは2021年に公開されることが確定した[24]

フィルモグラフィー

映画

題名 役名 備考
2012 エイリアン バスターズ チェルシー・マカリスター
2013 キングス・オブ・サマー ケリー
2014 ラスト・ワールド英語版 ビビアン
2016 ブラッド・ファーザー リディア・リンク
はじまりへの旅 クレア・マキューン ノミネート - 映画俳優組合賞映画俳優組合賞キャスト賞
ノミネート - シアトル映画批評家協会賞ベストアンサンブルキャスト賞
Within ハンナ・アレクサンダー
2017 キングコング:髑髏島の巨神 バーの客#3 カメオ出演
2018 ザ・ミラクル・シーズン ケリー・フリーラー
クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅 マリー・リヴィエール 多言語の映画
ジョン・デロリアン ケイティ・コナーズ
モンスター・パーティー英語版 アレクシス・ドーソン

テレビ

題名 役名 備考
2010年 ワン・ライフ・トゥ・リヴ ホイットニー・ベネット 6エピソードに出演
2011年 LAW & ORDER:性犯罪特捜班 Dru エピソード名:「フライト」
2013年 Red Widow ナタリー・ウォルラヴェン 主要人物、8エピソードに出演
2014年 TRUE DETECTIVE オードリー・ハート 3エピソードに出演
2015年 ジェシカ・ジョーンズ ホープ・シュロットマン 主要人物(シーズン1)、7エピソードに出演
2019年 – 現在 ザ・ボーイズ アニー・ジャニュアリー/スターライト 主要人物、16エピソードに出演

脚注

  1. ^ a b Erin Moriarty”. Maxim (2013年5月18日). 2013年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月26日閲覧。
  2. ^ Get To Know Actress Erin Moriarty--Our Favorite Fresh New Face”. WhoWhatWear.com (2013年3月20日). 2013年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月26日閲覧。
  3. ^ Mathews, Dana (2013年2月). “Erin Moriarty on Starring in Sundance Favorite 'Toy's House'”. Teen Vogue. 2013年11月26日閲覧。
  4. ^ Strassler (2005年11月18日). “Evergreen”. Off Off Online. 2011年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月10日閲覧。
  5. ^ Annie - St. Jean's Players”. St. Jeans Players. 2020年2月29日閲覧。 “and Erin Moriarty as Annie.”
  6. ^ Schwarzbaum, Lisa (2012年8月6日). “The Watch”. Entertainment Weekly. 2016年10月16日閲覧。
  7. ^ Holden, Stephen (2013年5月30日). “Into the Hormonal Wild”. The New York Times. 2016年10月16日閲覧。
  8. ^ Duralde, Alonso (2013年5月29日). “‘The Kings of Summer’ Review: A Giddy, Goofy Teenage Lark”. TheWrap. 2016年10月16日閲覧。
  9. ^ Kroll, Justin (2014年3月10日). “‘True Detective’s’ Erin Moriarty to Star in New Line’s ‘Crawlspace’ (EXCLUSIVE)”. Variety. 2014年4月5日閲覧。
  10. ^ a b Busch, Anita (2016年6月23日). “Erin Moriarty & Danika Yarosh Team On Inspirational Sports Movie ‘Live Like Line’”. Deadline Hollywood. 2016年10月16日閲覧。
  11. ^ Staff. “On The Rise: 20 Actors To Watch That Are Under 20”. IndieWire. 2017年2月16日閲覧。
  12. ^ Prudom (2015年2月19日). “Marvel’s ‘Jessica Jones’ Netflix Series Adds Three to Cast” (英語). Variety. 2020年10月7日閲覧。
  13. ^ Narasaki, Rosie (2015年11月23日). “Who Is Hope Shlottman On 'Jessica Jones'? Erin Moriarty Gives Our Hero A New Mission”. Bustle. 2016年10月16日閲覧。
  14. ^ Erin Moriarty to Co-Star With Mel Gibson in Blood Father”. Variety (2014年4月24日). 2014年6月6日閲覧。
  15. ^ Dargis, Manohla (2016年8月25日). “Review: In ‘Blood Father,’ Mel Gibson Plays With Pulp Fiction”. The New York Times. 2016年10月16日閲覧。
  16. ^ Duralde, Alonso (2016年7月2日). “‘Blood Father’ Karlovy Vary Review: Mel Gibson Strikes Grindhouse Gold”. TheWrap. 2016年10月16日閲覧。
  17. ^ Gleiberman, Owen (2016年5月21日). “Cannes Film Review: ‘Blood Father’”. Variety. 2016年10月16日閲覧。
  18. ^ Vishnevetsky, Ignatiy (2016年8月11日). “Mel Gibson attempts an action-comedy comeback in Blood Father”. The A.V. Club. 2016年10月16日閲覧。
  19. ^ Salkin, Allen (2016年8月19日). “Mel Gibson returns in 'Blood Father' with chance for another ride through revenge thriller genre: movie review”. New York Daily News. 2016年10月16日閲覧。
  20. ^ Zacharek, Stephanie (2016年6月23日). “Father Doesn’t Always Know Best In Captain Fantastic”. Time. 2016年10月16日閲覧。
  21. ^ Hammond (2018年9月8日). “John DeLorean Story ‘Driven’ Closing Venice, Hoping For Big Toronto Sale After Barely Surviving Puerto Rico Hurricane” (英語). Deadline. 2020年10月7日閲覧。
  22. ^ Andreeva, Nellie & Petski, Denise (2017年12月18日). “‘The Boys’: Erin Moriarty Cast In Amazon’s Superhero Drama Series Based On Comic Book”. Deadline Hollywood. 2018年1月18日閲覧。
  23. ^ Petski (2019年7月19日). “'The Boys' Renewed For Season 2 By Amazon; Aya Cash Closes Deal As Stormfront”. Deadline Hollywood. 2019年7月19日閲覧。
  24. ^ Turchiano (2020年7月23日). “‘The Boys’ Renewed for Season 3 at Amazon, Adds After-Show” (英語). Variety. 2020年10月7日閲覧。

外部リンク