エラスモ・ラミレス (右投手)
エラスモ・ホセ・ラミレス・オリベラ(Erasmo José Ramírez Olivera, 1990年5月2日 - )は、ニカラグアのリバス県リバス出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのタンパベイ・レイズ所属。 経歴プロ入り前ニカラグアで生まれ、12歳の時にエルサルバドルへ移住した[3]。 プロ入りとマリナーズ時代2007年9月1日にアマチュア・フリーエージェントでシアトル・マリナーズと契約を結んでプロ入り[3]。 2012年4月9日のテキサス・レンジャーズ戦でリリーフとしてメジャーデビューを果たした[4]。6月14日のサンディエゴ・パドレス戦で初先発した。先発として5試合目の登板となった9月11日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャー初勝利を挙げた。オフの11月には、パナマで行われた第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選のニカラグア代表に選出された[5]。同大会では第1戦のコロンビア戦で先発したが、敗戦投手となった。 2014年2月27日にマリナーズと1年契約に合意した[6]。この年は17試合(うち14試合先発)に登板したが、1勝6敗、防御率5.26、WHIP1.54と打ち込まれた[4]。 レイズ時代2015年3月31日にマイク・モンゴメリーとのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍した[7]。レイズ加入1年目は、先発ローテーションのスポットを勝ち取り、34試合中27試合で先発投手として投げた[4]。規定投球回に到達し、11勝6敗、防御率3.75という好成績をマークしてブレイクを果たした[4]。 2016年はリリーフに転身し、64試合(うち先発1試合)に登板した。防御率は前年と同水準の3.77であり、勝敗(7勝11敗)では先発投手のような多さだった[4]。 2017年5月28日の試合に延長15回から登板し、セーブを記録した[1]。29日には先発登板したが、セーブを記録した翌日に先発登板するのは33年ぶりのことだった[1]。 マリナーズ復帰2017年7月28日にスティーブ・シシェックとのトレードでマリナーズへ移籍した[8]。この年は2球団合計で37試合(先発19試合)に投げ、5勝6敗1セーブ、防御率4.37という成績であった。 2018年は大円筋を痛めて長期離脱し、10試合(全て先発)の登板にとどまった。オフの11月2日にFAとなった[4]。前後するが、10月29日には2018日米野球のMLB選抜に選出された[9]。この大会時は前述の通りFAで所属球団がなかったがマリナーズのユニフォームで出場している。 レッドソックス時代2018年12月18日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結び、2019年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[10]。 2019年は開幕を傘下のAAA級ポータケット・レッドソックスで迎え、4月16日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]。4月19日にDFAとなり[12]、21日にマイナー契約でAAA級ポータケットへ配属された。レギュラーシーズン終了後の10月1日にFAとなった[4]。 メッツ時代2020年1月24日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。9月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[13]。オフの10月28日にFAとなった[4]。 タイガース時代2021年1月19日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[14]。シーズンでは5月4日にAAA級トレド・マッドヘンズへ配属されて開幕を迎えた[4][15]。5月8日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[16]。8月27日にDFAとなり、翌28日に自由契約となった[17]。 ナショナルズ時代2022年3月16日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[4]。4月21日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[4]。オフの11月6日にFAとなったが[18]、12月20日に再契約を結んだ[4]。 2023年は23試合(27イニング)に登板したが、防御率6.33、わずか13奪三振と苦戦し、6月7日にDFAとなり、8日に自由契約となった[19]。 レイズ復帰2023年6月13日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ[20]。7月30日に40人ロースターに登録された[21]。 詳細情報年度別投手成績
背番号
代表歴脚注
関連項目外部リンク
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