エミル・ブラウン
エミル・ブラウン(Emil Quincy Brown, 1974年12月29日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の元プロ野球選手(外野手)。右投右打。 経歴1993年のMLBドラフトでミネソタ・ツインズから37巡目(全体1045位)でドラフト指名を受けたが、これを拒否。1994年のMLBドラフトでオークランド・アスレチックスから6巡目(全体149位)でドラフト指名を受け、プロ入りした。 1996年、ルーキー級とA+級合計で61試合に出場し、打率.301、10本塁打、49打点、出塁率.395、OPS.895、14盗塁という好成績を挙げたがメジャーから声は掛かることはなく、この年のオフの12月9日に開催されたルール5ドラフトによりピッツバーグ・パイレーツに移籍した。 1997年4月3日にメジャーデビュー。初安打をフェルナンド・バレンズエラから放ち、この年は66試合に出場したが、打率.179、2本塁打に終わり、レギュラー獲得には至らなかった。その後は出場機会に恵まれず、1998年はA級カロライナ・マドキャッツで123試合に出場し、打率.331、14本塁打、67打点、出塁率.395、OPS.891、24盗塁というハイレベルな数字を叩き出し、パイレーツのマイナー年間最優秀選手に輝くなど着実に成長を遂げたものの2001年7月10日にショーン・キャンプとショーン・ギャレットとの1対2の交換トレードでサンディエゴ・パドレスに移籍した。 2002年1月28日にタンパベイ・デビルレイズに入団。2003年はシンシナティ・レッズとマイナー契約。2004年はセントルイス・カージナルスとマイナー契約。この3年間はメジャー昇格の機会はなくAAA級でプレーした。 2005年2月7日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結ぶと、開幕からメジャーのロースター入りし、150試合に出場して打率.286、17本塁打、86打点と活躍。2006年も147試合に出場して打率.287、15本塁打、81打点を記録。特にチーム・トップの試合数と打点などが評価され、ロイヤルズの年間最優秀選手に選出された。2007年は113試合の出場で打率.257、6本塁打という成績に終わり、この年限りでロイヤルズを退団した[1]。 2008年1月11日、オークランド・アスレチックスと1年145万ドルで契約。 2009年2月にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだが、5月にニューヨーク・メッツにトレードで移籍[2]。しかしメジャーではわずか3試合の出場に終わり、7月21日に自由契約となった[2]。 2010年の冬季にメキシコのウィンターリーグ(LMP)でプレーしたのを最後に現役を引退している。 選手としての特徴マイナー通算2922打数で打率.295、156盗塁を挙げており、ベースボール・プロスペクタス誌の評価グラフでは打撃とスピードが高値を指し示しており、パワー・四球・三振の少なさもバランスが取れている[3]。また、強肩と制球の良さも兼備している[4]。 詳細情報年度別打撃成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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