エコチル『エコチル』(英: Ecochil)は、北海道札幌市に本社を置く株式会社アドバコムが発行する、子ども環境教育情報紙である。地球環境保全に積極的に取り組む子どもたちを育むとともに、学校や家庭でエコライフが推進されることを目的に2006年4月に札幌市で創刊され、公立小学校 約200校で毎月10万部の無料配付を開始した。2018年2月に北海道と「環境保全に関する連携協定」を締結し、相互に連携・協力しながら、未来を担う子どもたちの環境意識醸成に向けた協働事業に取り組んでいる。[1]2024年現在では、東京・横浜・相模原・湘南・長野・静岡・大阪・北海道の3,753校の公立小学校 等に月刊150万部発行するまでに拡大しており、環境教育教材や親子のコミュニケーションツールとして親しまれている。2021年4月に創刊15周年記念プロジェクトとして、全国47都道府県版の「エコチル」をデジタル化し、毎月オンラインで公開するサービスを開始するとともに、エコチル紙面をYouTubeの生配信で紹介する番組「エコチルライブ」の配信を開始し、コロナ禍でイベント中止や外出自粛が続く中、全国の子どもたちが自宅や学校で気軽に楽しく環境やSDGsについて学べる機会の提供を開始した。2022年4月に大阪市と「環境教育・啓発の推進に関する連携協定」を締結[2]し、西日本で初めてエコチル大阪版を創刊[3]した。2022年7月に東京都と「環境施策に関する連携協定」を締結[4]し、多摩地域の全公立小学校に配布を拡大。全国発行部数100万部を突破した。[5] 2023年7月に相模原市と「環境教育の推進に関する連携協定」を締結し、エコチル相模原版を創刊した。[6] 2023年10月に神奈川県と「環境教育推進に関わる連携協定」を締結[7]した。2024年2月に大阪府と「環境教育・啓発の推進に関する連携協定」を締結[8]し、大阪府内の全域の小学校に配布を拡大。全国発行部数150万部を突破した。紙名の「エコチル」は「エコロジー」と「チルドレン」に由来する造語である。環境省が行っているエコチル調査とは直接関係はしていないが、地球環境保全に大きく貢献する事業として協力を表明している[9]。2022年12月に環境省が主催する「第10回グッドライフアワード」で 環境大臣賞 企業部門を受賞するなど、これまで公的機関から環境教育に関連する数々の賞を受賞している。
概要地球温暖化や生物多様性の問題など、毎月テーマを定めた特集が掲載されている。2006年に札幌市で、地球環境保全に積極的に取り組む子どもたちを育むとともに、その学校や家庭にエコライフが推進されることを目的に創刊された。東京都の島しょ部(伊豆諸島・小笠原諸島)を除いた23区・30市町村(東京版)、神奈川県 横浜市(横浜版)、相模原市(相模原版)、湘南地域(湘南版)、長野県佐久・上田地域(長野版)、静岡県静岡市(静岡版)、大阪府(大阪版)、北海道(北海道版)の公立小学校、札幌市立中学校、高等学校 3,753校に 毎月150万部 無料配布(8月を除く年11回、一部不定期発行含む)されている。無料発行する為に必要な全ての経費を趣旨に賛同する企業・団体などからの広告協賛で賄っており、行政・学校・企業と連携した様々なプロジェクトやイベント開催に取り組んでいる。2017年9月に「子どもスポーツ応援情報紙 スポチル」、2018年2月に「子どもキャリア教育情報紙 キャリチル」を姉妹媒体として創刊し、エコチル札幌版と一部の東京版に挟み込み不定期で発行している。2018年から札幌市と協働で、北海道最大級の親子向け環境イベント「札幌市×エコチル 環境広場さっぽろ[10]」を札幌ドームで開催している。(2023年度はG7環境大臣会合記念イベントとして4月に環境広場ほっかいどうとして開催)2020年4月に「エコチル中高生版[11]」を創刊し、札幌市立中学・高等学校106校に毎月53,900部の発行を開始した(2023年度より年3回発行)。2024年4月から、「エコチル」を全国の子どもたちに無料配布するためのクラウドファンティング プロジェクト「エコチルオフィシャルパートナープログラム」を立ち上げた。
<デジタル版> 上記、北海道版・東京版・横浜版・相模原版・湘南版・静岡版・大阪版に加え
2021年8月に「夏休み自宅でSDGsな自由研究を応援」をテーマに『エコチルまつりバーチャル2021』をオンラインイベントとして開催[14]し、全国から6,966件の親子がバーチャル会場に来場した。 2021年9月にエコチル長野版を創刊[15]し、佐久地域(小諸市・佐久市・軽井沢町、立科町、御代田町)31校の小学校で、毎月10,508部の無料配布を開始。 2022年2月にエコチル湘南版を創刊し、平塚市、大磯町31校の小学校で、毎月15,000部の無料配布を開始。4月6日にエコチル静岡版を創刊し、静岡市内87校で毎月34,865部発行するとともに、4月7日に大阪市と「環境教育・啓発の推進に関する連携協定」を締結し[2]、西日本初となるエコチル大阪版を創刊し、大阪市内282校の小学校で毎月121,149部の無料配布を開始した。4月11日にエコチル長野版を上田地域での無料配布を開始し、71校の小学校で毎月22,230部に拡大した。7月4日にエコチル東京都と「環境施策に関する連携協定」を締結[4]し、多摩地域での無料配布を開始。1,162校の小学校で毎月513,500部に拡大した。 2023年6月25日に相模原市と「環境教育推進に関する連携協定」を締結[16]し、7月2日にエコチル相模原版を創刊し、相模原市内71校の小学校で毎月33,662部の無料配布を開始した。 2023年10月24日に神奈川県と「環境教育推進に関する連携協定」を締結[7]した。 2024年2月15日に大阪府と「環境教育普及・啓発の推進に関する連携協定」を締結し、大阪府内全域の小学校 977校で毎月437,637部に拡大した[8]。 受賞歴
内容
歴史
関連プロジェクト・イベント
脚注
外部リンク |
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