ウルホ・ケッコネン国立公園
ウルホ・ケッコネン国立公園(ウルホ・ケッコネンこくりつこうえん、フィンランド語: Urho Kekkosen kansallispuisto ; UKK, 英: Urho Kekkonen National Park)は、フィンランドにある国立公園である[1][2][3]。コイッリスカイラ (Koilliskaira) とも呼ばれる[4][5]。 概要フィンランドの国立公園の中では、最も大きいレンメンヨキ国立公園に次いで2番目に大きく、面積は、およそ2,550平方キロメートルである[6][7][8]。ラッピ県の北東部に所在し、北極圏に位置する[6][9]。2017年には、およそ335,000人の観光客が当国立公園を訪れている[6]。 当国立公園の名称には、第8代大統領を務めた政治家ウルホ・ケッコネンの名が冠されている[1][2]。当国立公園は、メッツァハリトゥスによって運営・管理されている[10][6]。IUCNによる自然保護地域カテゴリーのIIに分類されている[11]。当国立公園には、イヌワシやユーラシアカワウソ、トナカイやヘラジカ、クマやクズリなどが生息している[4]。 1983年に創立された[6]。創立の目的は、ラップランドの森林やボグ(沼地)などを保護・保全することや、トナカイの飼育に代表されるような、自然に根付いた生活手段や、伝統的に行われているハイキング活動などを守り、維持していくこととされる[6][2]。当国立公園へは、サーリセルカや Raja-Jooseppi などから入ることが多い[4]。フィンランドでは、当国立公園内に所在するコルヴァトゥントゥリにサンタクロースが住んでいることが知られている[12][6]。 地理ソダンキュラ、サブコスキ、イナリの3つのクンタ(基礎自治体)にまたがっている[13]。西側でソンピオ厳正自然保護区と接しており、東側でロシアの国境と接している[6][14][15]。 当国立公園の北部には、スオムヨキ川 (fi:Suomujoki) やサルヴィヨキ川 (Sarvijoki)、アイッタヤルヴィ湖 (Aittajärvi) や Alempi Kiertämäjärvi などがあり、中部には、ルイロヤルヴィ湖 (fi:Luirojärvi) などがある[6][16][17]。当国立公園の南部には、ルイロ川 (fi:Luiro) や Kopsuslampi や Jaurujoki などがあり、西部には、タンカヴァーラ (Tankavaara) や Kopsusjärvi などがある[6][16][17]。 脚注
参考文献
外部リンク |