ウォード・カニンガム
ハワード・ウォード・カニンガム(Howard G. "Ward" Cunningham、1949年5月26日 - )[1]は、世界初のウィキを開発したアメリカ合衆国のコンピュータ・プログラマである。デザイン・パターンおよびエクストリーム・プログラミングのパイオニアでもある。彼は1994年、WikiWikiWebを開発し始め、1995年3月25日に自分のソフトウェアコンサルタントのウェブサイトである Cunningham_&_Cunningham(ドメイン名のc2.comとしても有名)に、Portland_Pattern_Repositoryのアドオンとしてインストールした。彼は、アジャイル・マニフェストの17人の元署名者の1人でもある。 彼はオレゴン州ビーバートンに住んでおり、New Relicのプログラマとして働いている[2]。それ以前はCitizenGlobalのCo-Creation Czarを務めていた[3]。ナイキのCode for a Better World Fellowも務めている[4]。 彼は、The Wiki Wayというタイトルのwikiに関する書籍を著したり、 Framework_for_Integrated_Testsというテストフレームワークを開発した。ウィキの研究と実践に関するカンファレンスWikiSymの初めの3回でキーノートスピーチを行い、Wikimedia Developer Summit 2017でもキーノートスピーチを行った[5]。 概要カニンガムは、コンピュータ上で共同作業により文章の編集を行うツールおよび概念である「WikiWiki」(ウィキウィキ)の発明者である。1995年に最初のウィキサイトである『Portland Pattern Repository』をインターネット上に創設した。「Wiki Wiki」はハワイ語で「速い、速い」を意味し、ウォード・カニンガムがホノルル国際空港内を走る「ウィキウィキシャトル」からとった。 また、アジャイルソフトウェア開発方法論「エクストリーム・プログラミング」の主唱者の一人でもある。 2003年12月からはマイクロソフトのパターン&プラクティスグループにおいてアーキテクトを務めた。2005年10月に退社し、Eclipse財団のコミッターコミュニティ開発ディレクターに就任。 著者に『Wiki Way―コラボレーションツールWiki』(ボウ・ルーフとの共著、2001年 ISBN 4797318325)がある。 脚注
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