ウィリアム・アイアトン
ウィリアム・アイアトン(英語: William Ireton、1955年 - )は、日本の実業家、映画プロデューサー。ワーナーエンターテイメントジャパン(現・ワーナー ブラザーズ ジャパン合同会社)元代表取締役社長。ニックネームは「あやとん」[1]。 人物・経歴東京都出身[2]。1976年、上智大学卒業[2]。父は米国人、母は日本人で、日本で育つ[2]。会社ムービー・テレビ・マーケティングを経営し、海外向けの英文映画業界誌「ムービー・TV・マーケティング」を創刊した父の影響で、幼い頃から映画に関心を持つ[2]。1976年に東宝東和に勤務、1980年に父の会社を経て、1988年にタイム・ワーナー・エンターテイメントジャパンの映画部門、ワーナー・ブラザース映画の日本代表[2]。『マトリックス』3部作や『ハリー・ポッターシリーズ』、『ラスト サムライ』、『硫黄島からの手紙』などの配給で中心的な役割を果たす[2]。2006年からワーナーエンターテイメントジャパン(現・ワーナー ブラザーズ ジャパン合同会社)代表取締役社長[2]。映画製作、マーケティングおよび配給、テレビ番組の配給、さらにデジタル配信を含むホームエンタテインメント、コンスーマー向け製品やビデオゲームなど、日本における幅広い事業を統括[3]。また、邦画製作事業を立ち上げ、7年間で49本の作品を手掛け、ローカルプロダクションで貢献[3]。総興行収入1億ドルを超える『るろうに剣心』シリーズ、『パラダイス・キス』、『最後の忠臣蔵』、『藁の盾』、『黒執事』、『許されざる者』(クリント・イーストウッドの『許されざる者』のリメイク作品、渡辺謙主演)などを製作[3]。 4男1女がおり、長男マシュー・アイアトンは吉本USAのCEO(吉本興業が15年に映画「マクベス」を配給した際に父のアイアトン・エンタテイメントと業務提供した縁も)。二男ウィル・アイアトンはWBCフィリピン代表などやテキサス・レンジャーズとのマイナー契約を経てロサンゼルス・ドジャースでデータ分析を担当し、2024年には大谷翔平の通訳として脚光を浴びた[4]。三男(第4子)は日本の芸能界で活動しているスタンダップコメディアンで、同性愛者を公表しているトーマス・アイアトン。 出典
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