イースト17
![]() イースト17(イースト・セヴンティーン、East 17、一時期、E-17に改名)は、イギリス人男性歌手グループ。1991年に結成。 全英シングルチャート・トップ20の曲を18曲、トップ10のアルバムを4枚これまでにリリースしており、特に1990年代にテイク・ザット、5iveなどと共に活躍した。「ハウス・オブ・ラヴ」「Steam」「Let It Rain」など、ラップとポップ・ミュージックを組み合わせた曲で有名。 来歴1991年にトニー・モルティマーが条件付きでロンドンレコードとレーベル契約を結ぶことから始まる。その条件というのは、グループを結成することであった。歌唱力、ダンス技術が共にあったブライアン・ハーヴェイを筆頭に、ジョン・ヘンディ、そしてテリー・コールドウェルがそのグループのメンバーに決まった。 主にモルティマーが作詞を担当することが多く、ほとんどの曲がラップで構成されている。そのため、ライバルであったテイク・ザットとは対照的なグループとみなされた。 1992年から1998年の間に12曲、全英シングルチャート・トップ10にランクインするシングルをリリースし、デビュー・アルバム『EAST17』(Walthamstow)は全英アルバムチャート1位を獲得した。このアルバムに収録されている「Let It Rain」は戦争、平和、平等さ、愛などを歌った政治がらみの曲で話題になった。1994年にリリースされた2枚目のアルバムである『スティーム』がリリースされたころ、彼らの名声は大きくなる。シングル「イッツ・オールライト」はMTVで紹介され、彼らの名声はモンゴリアまで届いた。アルバムはチャート3位を記録。 また、『スティーム』に収録されている「ステイ・アナザー・デイ」はシングルとしてリリースされ、彼らにとって最初で最後の全英チャート1位を記録した(5週間1位をキープし、1994年のクリスマスナンバー1ソングとなった)。1996年には「イフ・ユー・エヴァー」をリリースし、こちらは同チャート2位を記録した(イギリス人歌手、ガブリエルとのデュエットで話題になった)。 1996年のクリスマスには著名なアーティストが集まるライブ「The Gift Of Christmas」に出演し、バックストリート・ボーイズと初めての共演を果たした。 3枚目のアルバム『アップ・オール・ナイト』の制作ではモルティマーが作詞を担当することが以前に比べて減り、チャートも最高7位という結果に終わる。このころからモルティマーはグループとしての活動に消極的になっていた。 1997年にメンバーのハーヴェイが麻薬の一種であるエクスタシー12個を一晩で摂取したことを告白。インタビューでは「楽しかったし、エクスタシーは自分を良い人にする」と発言しグループのイメージを一瞬にして傷つけた。この後、モルティマーが他のメンバーとは別であるということを証明するため、グループから脱退した。 残ったメンバー3人は1998年にE-17とグループを改名しシングル「Each Time」をリリース。全英チャート2位を記録する。しかし、グループにとって作詞を担当していたモルティマーの穴は大きく、次のシングル「Betcha Can't Wait」、アルバム『リサレクション』の売り上げがまったく伸びず、1999年にE-17は解散する。 再結成解散後、メンバーの中では唯一、ブライアン・ハーヴェイだけがソロ活動を行っていた。2001年12月11日にノッティンガムにあるナイトクラブの外で襲われ、緊急手術を受けた。頭部に負傷をおったものの、幸い命にかかわるほどの傷ではなかった。 2005年にハーヴェイ、コールドウェル、ヘンディの3人で、E-17としてモンゴリアで再結成ライブを一回のみ行った。 モルティマーは脱退後、二度にわたってイースト17のようなグループを結成しようと試みたが、どちらも失敗におわり、ソロ活動に専念する。2006年1月には彼のウェブ上でアルバムを発売した。 2006年2月4日にはイギリスの音楽番組『CD:UK』に出演し、イースト17が4人で再結成するかもしれないと発言し、同月の半ばにそれが実現した。ロンドンで再結成ライブを5月30日に行い成功させた。 この一度限りのライブの後、ヘンディの本業柄、グループとしての活動を続けることが難しくなり、そしてまたしてもハーヴェイとモルティマーの不仲説が浮き上がりイースト17はまたしても解散するのではないかと幾度となく報道された。 そんな中、同年9月24日にはスコットランドの大学でモルティマー抜きでライブを行った。 2007年5月29日にチャンネル4にて彼らのドキュメンタリー番組『East 17: The Reunion』が放送され、同番組内で3人は2008年の夏にシングル「Fuck That」のリリースを予定していることが発表された。 現在ハーヴェイはソロ活動に専念するためグループを離れ、モルティマーが入れ替わる形で戻り、2012年にスタジオ・アルバム『Dark Light』をリリースした。しかしモルティマーは再び脱退。ボーカリストに、アートフル・ドジャーなどとの活動歴があるロビー・クレイグを迎えた。 メンバー
旧メンバー
ディスコグラフィスタジオ・アルバム
コンピレーション・アルバム
シングル
関連項目
外部リンク |
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