イ・ドックァ(朝: 이덕화、李 徳華、1952年5月8日[1] - )は、韓国ソウル出身の俳優。
経歴
本貫は延安李氏[2]。1940年代から1960年代にかけて舞台および映画で活躍した俳優イ・イェチュン(朝鮮語版)(李芸春、이예춘、1919 - 1977)の息子としてソウルで生まれ育った。
東国大学校演劇映画科在学中の1973年、第13期TBC公募タレントとして採用されて芸能界に入った[1]。1976年に出演した『本当に本当に忘れないで』がヒットし、青春スターの仲間入りを果たした。1988年公開のラヴストーリー『立葵のあなた』では、病に冒されて死んでいく妻を見守る原作者の詩人ト・ジョンファン役を演じた。
1989年に『追憶の名前で』で、1991年にはイム・グォンテク監督がメガホンを取り、東学党の乱を取り上げた作品『開闢』の主人公ヘウォル役で、1993年には『生きるんだ』の、朝鮮の厳しい身分制度の中でルサンチマンを抱えて生きる処刑人マンソク役で、合計3度大鐘賞主演男優賞を受賞した。『生きるんだ』はモスクワ映画祭に出品されて、そこでも主演男優賞を受賞している。
1970-80年代よりテレビドラマにも出演していたが、1986年にMBCで放送された『愛と野望』で本格的に進出、以後はテレビドラマを中心に現代劇・歴史劇の双方でバイプレーヤーとして活躍した。
1996年の第15代総選挙では光明市甲選挙区から出馬したが、対立候補の南宮鎮に約1400票で敗れた[3]。
2001-02年SBSで放送された『女人天下』では権力闘争の末栄光と没落を味わったユン・ウォニョン役を演じ、2005年には『第五共和国』で全斗煥(チョン・ドゥファン)役を演じた。2006年には『ラジオスター』で10年ぶりに映画に出演(友情出演)した。
舞踏家のキム・ボオク(朝鮮語版)と結婚。一男一女の父である。娘イ・ジヒョン(朝鮮語版)は女優やタレントとして活動中。
出演作品
出演作品および役名は[4]に基づく。
映画
年
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タイトル
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原題
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役名
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備考
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1975
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赤い靴
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빨간 구두
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1976
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青春について話そう
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청춘을 이야기 합시다
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青い教室
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푸른 교실
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成春香伝
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성춘향전/成春香傳
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李夢龍
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君は月、私は太陽
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너는 달 나는 해
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スンイル
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怒れる林檎
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성난 능금
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7人のおてんば娘
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7인의 말괄량이
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青い落ち葉
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파란 낙엽
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カン・ミン
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本当に本当にごめんね
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진짜 진짜 미안해
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カン・テイル
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本当に本当に忘れないで
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진짜 진짜 잊지마
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ヨンス
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こんな気持ち初めてなの
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이런 마음 처음이야
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カン・ジ
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1977
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初雪が降る時
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첫눈이 내릴 때
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キチョル
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その後私たちは
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이 다음에 우리는
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1979
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裸足の青春
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맨발의 청춘
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クァク・ドゥシク
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私たちは夜車に乗った
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우리는 밤차를 탔읍니다
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チョル
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明日また明日
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내일 또 내일
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夜に降る雨
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밤이면 내리는 비
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ファン・サビン
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1981
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2人の息子2
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두 아들 2
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1982
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大学ヤルゲ
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대학얄개
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1984
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同伴者
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동반자
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1987
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街の楽師
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거리의 악사
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チョンテ
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1988
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立葵のあなた
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접시꽃 당신
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ト・ジョンファン
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愛の落書き
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사랑의 낙서
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1989
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炎の国
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불의 나라
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ペク・チャンギュ
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追憶の名前で
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추억의 이름으로
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チャン・テホ
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大鐘賞映画祭主演男優賞受賞
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幸せは成績順じゃないでしょう
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행복은 성적순이 아니잖아요
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パク・キロ
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1990
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水の上を歩く女性
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물 위를 걷는 여자
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私は日々立ち上がる
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나는 날마다 일어선다
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チャン・ベクス
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1991
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開闢
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개벽
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崔時亨(海月)
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大鐘賞映画祭主演男優賞受賞
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1993
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生きるんだ
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살어리랏다
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マンソク
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大韓民国文化勲章受章 モスクワ国際映画祭主演男優賞受賞 大鐘賞映画祭主演男優賞受賞
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1995
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ムクゲノ花ガ咲キマシタ
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무궁화꽃이 피었습니다
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1996
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キュー
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큐
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ミンウク
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2002
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レッスン
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레슨
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短編作品
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2006
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ラジオスター
|
라디오 스타
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音楽祭司会者[5]
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2009
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コレクター
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꾼
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テレビドラマ
脚注
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第1回-10回 | |
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第11回-20回 | |
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第21回-30回 | |
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第31回-40回 | |
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第41回-50回 | |
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第51回-60回 | |
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第61回-70回 | |
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