アーティレリー
アーティレリー(Artillery)は、デンマーク出身のスラッシュメタル・バンド。 デンマーク産スラッシュの先駆者であり、母国を代表する古参のヘヴィメタル・グループとして知られる[1]。 略歴・背景1980年代![]() 1982年、首都コペンハーゲン郊外のホイイ=トストロプ市トストルプにて、ヨルゲン・ザンダウ(G)、カールステン・ニールセン(Ds)を中心に結成。そこにミカエル(G)・モルテン(B)のスタッツァー(ステュッツァー)兄弟らが加入し陣容が固まる。 1985年、フレミング・ロンスドルフ(Vo)が加入し、デビューアルバム『Fear of Tomorrow』をリリース。 1987年、2ndアルバム『Terror Squad』をリリースするが、翌年にヨルゲン・ザンダウ(G)が脱退。モルテンがギタリストに転向し、ピーター・トールスルンド(B)が加入する。 1990年に発表した3rdアルバム『By Inheritance』が好評を得たものの、メンバー間の方向性の相違が浮き彫りになっていき、バンドは翌年に解散する[2]。 再始動〜以降1998年、未発表テイクを編集したコンピレーション『Deadly Relics』をリリース。これを契機に再結成を果たし、翌年に4thアルバム『B.A.C.K.』を発表する。しかし2000年で再び活動停止[3]。 ![]() 2007年、BOXセット『Through the Years』をリリース。これでまた再結成の機運が高まり、フレミング・ロンスドルフ(Vo)以外のメンバーが再集結。新メンバー ソーレン・アダムセン(Vo)が参加して、バンドは再始動を果たす。 2009年、10年ぶりの5thアルバム『When Death Comes』を発表[4]。2011年には6thアルバム『My Blood』をリリースする[5]。 2012年、創設者のカールステン・ニールセン(Ds)が脱退し、ボーカリストもミカエル・バストホルム・ダールに交代する[6]。翌年に7thアルバム『Legions』をリリース[7]。 2016年、8thアルバム『Penalty by Perception』を発表[8]。 2018年、9thアルバム『The Face of Fear』を発表。 2019年、創設以来のメンバー モルテン・スタッツァーが死去[9]。後任に、クレーン・マイヤーが加入する。 2021年、モルテン亡きあと最初のアルバム、10th『X』を発表。 2023年3月8日、ドラマーのヨシュア・マドセンが交通事故により死去[10]。後日、ボーカルやギターが降板してしまい休止状態になったが、新メンバーが加入し活動再開。 スタイル![]() 隣国のジャーマンスラッシュよりも、米国サンフランシスコ産「ベイエリア・スラッシュ」のスタイルに近く、スタッツァー兄弟によるツインギターの重厚なサウンドが特徴。3rdアルバム『By Inheritance』で、独特な音楽性を内包したスラッシュ/パワーメタルを展開し、徐々に洗練されていった。 歴代のボーカリストは全て、メロディアスに歌えるタイプを擁している。 メンバー※2024年5月時点 現ラインナップ
旧メンバー※サポートのみも含む
ディスコグラフィスタジオアルバム
コンピレーション
ライブアルバム・映像
来日公演
脚注
外部リンク
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