アンヘル・ダビド・ロドリゲス
アンヘル・ダビド・ロドリゲス・ガルシア(Ángel David Rodríguez García、1980年4月25日 ‐ )は、スペイン・マドリード出身の陸上競技選手。専門は短距離走。60mで6秒55(元室内スペイン記録)、100mで10秒14(元スペイン記録)の自己ベストを持つ。2011年大邱世界選手権男子100mのセミファイナリストである。 経歴2008年7月2日、サラマンカで行われた大会の男子100mで10秒14(+1.7)のスペイン記録(当時)を樹立し、ヴェナンシオ・ホセ (en) が保持していた従来の記録を0秒03塗り替え、スペイン史上2人目となる10秒1台に突入した[1]。 2011年8月7日、マラガで行われた大会の男子200mで20秒34(+2.5)をマークし、追い風参考記録ながら当時のスペイン記録(20秒59)を上回った。 8月、大邱世界選手権の男子100m予選を10秒37(-0.7)の組3着で突破し、男女通じてスペイン勢初となる世界選手権の100mセミファイナリストとなった。準決勝では予選よりもタイムを落とし、10秒49(-0.4)で組7着に終わった[2]。 2013年2月8日、デュッセルドルフで行われた大会の男子60mで6秒55の室内スペイン記録(当時)を樹立し、ヴェナンシオ・ホセが保持していた従来の記録を0秒03更新した[3]。 7月13日、マドリード・ミーティング (en) の男子100mで10秒15(+1.8)をマークし、33歳ながら自身の持つスペイン記録に0秒01差と迫った[4]。 8月、モスクワ世界選手権の男子100mと男子4×100mリレーに出場。男子100mは予選で組3着までに入れば着順で準決勝に進出できたが、結果は10秒23(-0.1)の組4着に終わり、組3着とは0秒02差で惜しくも準決勝進出を逃した[5]。男子4×100mリレーは予選でスペインチームのアンカーを務め、38秒46のスペイン記録樹立に貢献したものの、0秒05差で決勝進出を逃した[6]。 2017年6月3日、カルロス・ギル・ペレス (es) 記念の男子100mで10秒12(+3.7)をマーク。追い風参考記録ながら自己ベスト(10秒14)を上回り、公認記録ならばロンドン世界選手権の参加標準記録(10秒12)突破となる好タイムを37歳という年齢でマークした[7]。 人物・エピソードスペインのサッカークラブ、レアル・マドリード所属のクリスティアーノ・ロナウドと25m勝負をしたことがある。勝負は直線とジグザグの2本で、直線の勝負は3秒31をマークしてロナウドに勝利したが(ロナウドは3秒61)、ジグザグの勝負は6秒35をマークしたロナウドに敗れた(ロドリゲスは6秒86)[8]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注
外部リンク
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