アンビシャスドラゴン
アンビシャスドラゴン(英:Ambitious Dragon[1]、香:雄心威龍[2])とは、ニュージーランドで生産・香港で調教されていた競走馬である。主な勝ち鞍は、2011年のクイーンエリザベス2世カップ、2012年の香港マイル。 戦績2009/10年シーズン2010年3月にハッピーバレー競馬場で行われたハンデ戦にてデビュー。しかし、シーズン中は4戦しながらも勝ち星を挙げることはできなかった。 2010/11年シーズン10月にシーズン初戦のハンデ戦を勝利するとその後は順当に勝ち上がり、連勝の勢いで挑んだ2月の香港クラシックカップを勝利すると、続く香港ダービーも勝利して香港クラシック三冠競走の内二冠を達成。さらに次走のクイーンエリザベス2世カップでは後方からの鮮やかな追い込みで勝利し、GI初制覇を飾った[3]。これらの活躍から、2010/11年シーズンにおける香港馬王(香港年度代表馬)に選出された(同時に最優秀中距離馬、最高成長馬、最高人気馬にも選出)[4]。 2011/12年シーズンシーズン初戦は10月のナショナルデイカップを勝利。11月のジョッキークラブマイルでは4着、12月の香港カップでは4着に敗れたものの、次走の2012年1月の香港スチュワーズカップ、2月の香港ゴールドカップを連勝するとその勢いで海外へ遠征、ドバイデューティーフリーに挑んだ。地元での実績により1番人気に推されが、レースでは直線で伸びを欠いてプレスヴィスの7着に敗れた[5]。帰国後は、香港チャンピオンズマイルやチャンピオンズ&チャターカップに出走するもいずれも4着と2着に敗れた。しかし、スチュワーズカップやゴールドカップの連勝などが評価され、前年度に続いて二度目の香港年度代表馬に選出された。 2012/13年シーズン初戦のシャティントロフィーを勝利し、ジョッキークラブマイルで2着した後に香港マイルへ出走した。出走メンバーには地元の有力馬グロリアスデイズや、日本からはサダムパテックやグランプリボスもいた。本馬はレース前に左前脚の歩様の乱れが見られたことや不利な外枠(11番枠)に入ったこともあって2番人気に甘んじたが、レースでは大外から後方一気で追い込み、グロリアスデイズを差し切って優勝。GI2勝目を挙げた[6]。翌2013年3月にはクイーンズシルバージュビリーカップを勝利するが、4月のクイーンエリザベス2世カップでは6着に敗れた。 2013/14年シーズン~2014/15年シーズン2013/14年シーズンは全休し、2014/15年シーズンは4戦出走するが、いずれもミリタリーアタックとエイブルフレンドの前に敗れ、勝ち星を挙げることはできなかった。2015年3月のクイーンズシルバージュビリーカップでの5着を最後に現役を引退、4月26日に沙田競馬場にて引退式が行われた[7]。 血統表
脚注
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia