アレクサンダー・ショルツ(Alexander Scholz、1992年10月24日 - )は、デンマーク・コペンハーゲン出身のプロサッカー選手。カタール・スターズリーグ・アル・ワクラSC所属。ポジションはディフェンダー(DF)。元デンマーク代表。
経歴
生い立ち
両親はともにドイツ人[1]。デンマークの首都コペンハーゲンで生まれ、ヴァイレで育った[1][2][3]。
クラブ
ヴェイレBKでキャリアをスタート。
2012年2月、アイスランドのストヤルナンへ移籍。
2012年12月、スポルティング・ロケレンへ移籍[4]。2013年1月のOHルーヴェン戦で移籍後初出場[5]。2014年10月、ベルギーカップ決勝のSVズルテ・ワレヘム戦で決勝ゴールを挙げ同大会制覇に貢献した[6]。
2015年1月、スタンダール・リエージュへ移籍[7]。
2018年1月、クラブ・ブルッヘへ3年契約で移籍[8]。
2018年8月にFCミッティランと5年契約を結んだ[9]。 2020年12月1日、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージのアタランタBC戦でゴールを決めた(最終スコア1-1)[10]。
2021年5月30日、2020-21シーズンのデンマーク1部リーグMVPを獲得。DFの選手としては珍しい選出となった[11]。
2021年5月31日、FCミッティランからJ1リーグの浦和レッズへ完全移籍することで合意したことが正式発表された[12]。
2022年は、ディフェンスリーダーとしてリーグ戦32試合6ゴールと活躍し、優秀選手に選出された。更に、デュエル勝率が71.3%(129/181)となり、J1でNo. 1のデュエル王になった。また、その中でもイエローカード・レッドカード共に0枚だった。
2023年、チームの副キャプテンに任命された。リーグ戦全試合フル出場し、チームのJ1最小失点に貢献。Jリーグベストイレブン受賞を果たした。
2024年も引き続き副キャプテンとなった。
代表
2010年から2011年にかけて、U-19デンマーク代表で4試合に出場した。
2014年5月から2016年6月にかけてU-21デンマーク代表で14試合に出場。2015年6月にはUEFA U-21欧州選手権2015に参加し、準決勝のスウェーデン戦で敗退するまで全4試合に出場した[13]。この期間中にモアテン・オルセン監督指揮するフル代表の招集も受けているが[14]、試合には出場しなかった[15]。2020年11月、カスパー・ヒュルマンド監督によってふたたびフル代表チームに召集された[16]。しかし新型コロナウイルス感染症の流行に伴う隔離措置のため、スウェーデンとの親善試合には出場しなかった[17]。同月に開催されるUEFAネーションズリーグ2020-21のアイスランド戦でも召集された[18]。
人物・プレースタイル
- 浦和レッズ加入後から2023年まで、Jリーグ69試合連続警告(イエローカード)なしというクリーンな守備がショルツの武器で、初めてイエローカードをもらったことが話題になったほどフェアプレーに定評がある。また、同年チームメイトで右SBである酒井宏樹が怪我により出場できない代わりに、右SBでの途中出場記録もある。
個人成績
クラブ
クラブ
|
シーズン
|
リーグ
|
リーグ
|
国内カップ
|
その他
|
国際試合
|
通算
|
出場
|
得点
|
出場
|
得点
|
出場
|
得点
|
出場
|
得点
|
出場
|
得点
|
ヴェイレBK
|
2009–10
|
スーペルリーガ
|
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0
|
2010-11
|
16 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
16 |
0
|
通算 |
17 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
17 |
0
|
ストヤルナン
|
2012
|
ウルヴァルステイルト
|
21 |
5 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
22 |
5
|
通算 |
21 |
5 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
22 |
5
|
ロケレン
|
2012-13
|
ジュピラー
|
8 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
11 |
0
|
2013-14
|
28 |
1 |
7 |
1 |
10 |
0 |
0 |
0 |
45 |
2
|
2014-15
|
21 |
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
8 |
0 |
32 |
0
|
通算 |
57 |
1 |
10 |
1 |
13 |
0 |
8 |
0 |
88 |
0
|
スタンダール・リエージュ
|
2014-15
|
ジュピラー
|
8 |
0 |
0 |
0 |
8 |
0 |
0 |
0 |
18 |
0
|
2015-16
|
15 |
0 |
5 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
21 |
0
|
2016-17
|
23 |
1 |
1 |
0 |
11 |
0 |
6 |
0 |
41 |
1
|
2017-18
|
11 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
13 |
0
|
通算 |
57 |
1 |
8 |
0 |
19 |
0 |
7 |
0 |
93 |
1
|
クラブ・ブルッヘ
|
2017-18
|
ジュピラー
|
4 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
6 |
0
|
2018-19
|
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0
|
通算 |
5 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
7 |
0
|
ミッティラン
|
2018-19
|
スーペルリーガ
|
20 |
3 |
4 |
0 |
7 |
0 |
2 |
0 |
33 |
3
|
2019-20
|
25 |
2 |
0 |
0 |
9 |
1 |
2 |
0 |
36 |
3
|
2020-21
|
21 |
3 |
4 |
0 |
10 |
4 |
10 |
3 |
45 |
10
|
通算 |
66 |
8 |
8 |
0 |
26 |
5 |
14 |
3 |
114 |
16
|
浦和
|
2021
|
J1
|
15 |
0 |
4 |
0 |
4 |
0 |
- |
23 |
0
|
2022
|
32 |
6 |
4 |
0 |
4 |
0 |
10 |
2 |
50 |
8
|
2023
|
34 |
7 |
5 |
2 |
|
|
|
|
|
|
通算 |
47 |
6 |
8 |
0 |
8 |
0 |
10 |
2 |
73 |
8
|
総通算 |
270 |
21 |
36 |
1 |
67 |
5 |
39 |
5 |
414 |
30
|
代表
タイトル
クラブ
- ロケレン
- スタンダール・リエージュ
- クラブ・ブルッヘ
- ミッティラン
- 浦和レッズ
個人
代表歴
脚注
外部リンク
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J1 |
1990年代 |
- 93: 大野俊三, 柱谷哲二, ペレイラ, 井原正巳, 堀池巧
- 94: ペレイラ, 井原正巳, 名塚善寛
- 95: 相馬直樹, 井原正巳, ブッフバルト
- 96: 相馬直樹, 井原正巳, ブッフバルト
- 97: 相馬直樹, 井原正巳, 秋田豊
- 98: 相馬直樹, 田中誠, 秋田豊
- 99: 中澤佑二, 斉藤俊秀, 森岡隆三
|
---|
2000年代 |
- 00: 秋田豊, 洪明甫, 松田直樹
- 01: 大岩剛, 秋田豊, 名良橋晃
- 02: 鈴木秀人, 田中誠, 松田直樹
- 03: 坪井慶介, ドゥトラ, 中澤佑二
- 04: 田中マルクス闘莉王, ドゥトラ, 中澤佑二
- 05: ストヤノフ, 田中マルクス闘莉王, 中澤佑二
- 06: 田中マルクス闘莉王, 山口智, 加地亮
- 07: 岩政大樹, 田中マルクス闘莉王, 山口智
- 08: 岩政大樹, 内田篤人, 中澤佑二, 田中マルクス闘莉王, 山口智
- 09: 岩政大樹, 内田篤人, 田中マルクス闘莉王, 長友佑都
|
---|
2010年代 |
- 10: 田中マルクス闘莉王, 増川隆洋, 槙野智章
- 11: 近藤直也, 酒井宏樹, 田中マルクス闘莉王
- 12: 駒野友一, 田中マルクス闘莉王, 水本裕貴
- 13: 那須大亮, 森重真人, 中澤佑二
- 14: 太田宏介, 森重真人, 塩谷司
- 15: 槙野智章, 森重真人, 太田宏介, 塩谷司
- 16: 昌子源, 槙野智章, 森重真人, 塩谷司
- 17: 昌子源, 西大伍, エウシーニョ, 車屋紳太郎
- 18: 西大伍, エウシーニョ, 車屋紳太郎, 谷口彰悟
- 19: 室屋成, 森重真人, チアゴ・マルチンス
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2020年代 |
- 20: 山根視来, ジェジエウ, 谷口彰悟, 登里享平
- 21: ジェジエウ, 谷口彰悟, 山根視来
- 22: 谷口彰悟, 岩田智輝, 山根視来, 小池龍太
- 23: アレクサンダー・ショルツ, マリウス・ホイブラーテン, 毎熊晟矢, 酒井高徳
- 24: 濃野公人, 中谷進之介, マテウス・トゥーレル, 佐々木翔
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J2 |
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J3 |
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ベストイレブン(GK - DF - MF - FW) - JCB |
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