アルマース造船会社座標: 北緯59度57分39秒 東経30度15分08秒 / 北緯59.96083度 東経30.25222度
アルマース造船会社(アルマースぞうせんかいしゃ、ロシア語: Судостроительная фирма(СФ) «АЛМАЗ»)旧称・プリモルスキー造船所(ロシア語:«Приморский судостроительный завод»)は、ロシア連邦にある造船会社である。名前の「アルマース」は、ロシア語で「ダイヤモンド」を意味する。 社歴1931年初め、国家統合政治保安部(OPGU)が洋上での国境警備を行うための艦艇を建造するOPGUモルポグラノフラニー造船所(ロシア語:Морпогранохраны ОГПУ)を建設する決定が下った。2月23日、レニングラード市行政委員会はモルポグラノフラニー造船所の建設に法令番号021-38を割り当て、7月5日、ソ連国家計画委員会は建設のための資金の供出を決定した。造船所の建設は急ピッチで進み、1933年2月には造船所の開業に先立ち最初の警備船の建造が始まった。1933年5月1日の造船所の開業式には、ソ連共産党のレニングラード地域委員会第一書記の地位にあったセルゲイ・キーロフも出席した。 造船所は開業以来、所属の変更などにより何度も名称が変更された。1939年には、内務人民委員部第5工場(ロシア語:Завод No.5)に名称が変更された。1941年3月には、ソ連造船工業人民委員会に移管され、ソ連造船工業人民委員会第5工場に改称した。 1946年、人民委員会議が省庁制に移行したため、工場の所属も造船工業省に移った。1966年に造船所にレニングラード・プリモルスキー造船所の名称が与えられた。1970年にアルマース中央海洋設計局とネフスキー海洋工場との合併の結果、生産技術会社アルマース(ロシア語:ПТО «Алмаз»)に統合されたが、1974年以降は生産会社アルマース(ロシア語:ПО «Алмаз»)に再改称された。ソビエト連邦の崩壊前後にアルマース中央設計局が統合から離脱したことに伴い数回改称された。1993年7月1日に民営化されて、公開株式会社アルマース造船会社(ロシア語:АООТ «СФ «Алмаз»)となった後、1996年7月12日に公共株式会社アルマース造船会社(ロシア語:ОАО «СФ «Алмаз»)に変更された[1]。 工場サンクトペテルブルクの中心部、フィンランド湾近くのペトロフスキー島に敷地面積165km2の造船所を有し、床面積5km2の工場がある。 事故2018年4月11日、工場でガス爆発が発生し11人が負傷した[2]。 主な製品創業以来、小型艇やホバークラフトの建造を専門としている。 駆潜艇ミサイル艇
哨戒船艇
エアクッション揚陸艦艇
その他出典
関連項目サンクトペテルブルクにあるその他の造船所 |