アルブリー (カタルーニャ語 : Arbolí )は、スペイン ・カタルーニャ州 タラゴナ県 にあるムニシピオ (基礎自治体)。バッシ・カム 郡に属している。カタルーニャ統計局によると、2012年の人口は113人[ 1] 。カスティーリャ語では同綴りでアルボリーのように発音。
歴史
アルブリーの起源はサラセン人 がこの地に定住したことにさかのぼると考えられている。1263年にはこの地の地名がHerbulino として言及されており、後にはErbulio として言及されている。しかし、現行の綴りであるArbolí が記録に登場するのはようやく1600年になってのことである。
当初アンテンサ(Entenza )男爵領に、後にプラーデス(Prades )伯爵領に属した。
後のこの地はカルドーナ(Cardona )公爵の所領となり、その後メディナセーリ公爵(Ducado de Medinaceli )の手に渡った。そして1827年にはカルリスタの反乱に積極的に加わった。
人口
シンボル
2009年初頭アルブリーの紋章がカタルーニャ自治州政府(ジャナラリタ・ダ・カタルーニャ )によって正式に認可されなかった。
これを受けて自治体政府は背景に鐘楼を用いた3本の松に2本の木の枝とX字形の十字を添えたスタンプをシンボルとして用いた。
文化
教区教会はサン・アンドレスに献呈されている。建物は内陣 と3つの身廊 を持つ新古典様式 で、わきに鐘楼 を持つ。
サン・アンドレス教区
アル・コルス(el Colls)地区にはサン・パウ礼拝堂(Ermita de Sant Pau )がある。17世紀に建造されたもので、一つの身廊と壁式鐘楼(espadaña )を持つ。
サン・パウ礼拝堂
ロス・カスティジェッホスは1950年から2001年までの間兵役学生の軍事教練駐屯地として使われた。
アルブリーでは10月の最初の週末に最も大きな祭りが祝われる。1月にはサン・パウの祭日に合わせて冬の祭日が祝われる。
アルブリーはプラーデス山地(Montañas de Prades )登山の重要地域のひとつとなっている。現在登山客のための避難施設はないが、将来のプラーデス山地自然公園の登山センターの建設が計画されている。
経済
この地の主要な産業は乾地農業 で、ヘーゼルナッツが主要作物である。また、現在まで未採掘であるが2つの銅 の鉱床 が確認されている。また、かつて製紙と製粉のための施設があった。
政治
自治体首長はEsquerra-AM[ 4] のジョルディ・ジュンコーザ・アルベリック(Jordi Juncosa Alberich )、自治体評議員は、Esquerra-AM:4、集中と統一 (CiU):1となっている(2011年5月22日の自治体選挙結果、信任投票方式のため投票結果は省略)[ 5] 。
司法行政
アルブリーはレウス司法管轄区に属す[ 6] 。
参考文献
脚注
外部リンク